この記事で分かるデイサービスのことは次の通りです。
- デイサービス生活相談員の大変なところ
- デイサービス生活相談員のやりがい
- デイサービス生活相談員の給料ってどうなの?
今回の記事ではズバリ、デイサービスの生活相談員の5つの大変なところと、生活相談員の6つのやりがいについてお伝えします!!
そこにプラスして、給料面のことに関しても軽く触れていきたいと思っています。
デイサービスの生活相談員をやっていると、職員からよく「相談員ってなんか大変そうですよね。。」と言われることがあります。
この質問には「あぁ、、はいぃ。。」と答えることに決めている私です。
仕事をしている以上は大変なところがあるのは事実ですよねぇ。
ですが、反対にやりがいがあるのも事実です。
ということで今回のこの記事ではこれからデイサービスの生活相談員になる方には、生活相談員の大変さとやりがいの現実を知っていただくため、
そして既にデイサービス生活相談員として活躍されている方には、気持ちの共有ができればと思い書いてみることにしました。
これまでのように「こうしてみるといいですよ」系の記事とは、少し毛色が違う記事になっていますが、デイサービスの生活相談員にとって役立つ内容も書いていますので興味のある方は是非最後までご覧ください。
この記事を書いている私に関して
- デイサービス勤務歴11年以上の経験の中で、介護職、生活相談員、管理者を経験する
- デイサービスの生活相談員や管理者(社会福祉士)として10年以上にわたり相談窓口として勤務する。
デイサービス生活相談員って大変なの??
「デイサービス生活相談員って大変ですか??」という質問に、最初にお答えすると「デイサービスの生活相談員は大変です。」
が、「やりがいがあるのも事実です。」という答えになります。
ありきたりかもしれませんが、私自身は実際にそれ以上でもそれ以下でもないと感じています。
私の場合最初は、デイサービスに未経験の介護職として入職し約2年後に生活相談員になりました。
特に生活相談員になる数日前に告知をされたので、心の準備期間も無かったんですね。
なので、働き方(ルーティンワーク)がいきなりガラッと変わったという意味でも「デイサービスの生活相談員ってたいへんだなぁ」と実感した記憶があります。
実務としても、ケアマネージャーやご家族との関わりが増えるので当初はそこも私はストレスに感じ大変でした。
私が大変だと思ったこと
- 働き方が変わる
- 外部との関りが増える
生活相談員になりたての当初はこんな感じの所に一番大変さを感じていたかなというところです。
ですが人間は慣れてくるもので、生活相談員が生業として定着してくるとやりがいも見えてきたり大変な部分だけではないというのもまた事実です。
大変な思いをする分感謝される機会が増えたり、身に着けられる知識やスキルの幅が広がるのでやりがいを感じることもできるのが生活相談員だと思っています。
私がやりがいを感じること
- 感謝される機会が増える
- 知識やスキルの幅が広くなる
では私が実際に約10年に渡り生活相談員を経験した中で大変だと思った5つのところを詳しくお伝えしていきます。
デイサービス生活相談員の5つの大変なところ
ここからは、実際に私がデイサービスの生活相談員を経験してきた中で大変だと思うところを赤裸々に綴っていきます。
私がデイサービスの生活相談員を経験してきた中で大変だと思うところは次の5つです。
- パイプ役になる必要がある
- 知識やスキルが必要
- 外部との関りが増える
- 楽に思われている
- 売上を担うことになる
単純にきれいに5つで区切れない部分もあるのですが、私の経験も思い返しながらお伝えしていきます。
特に生活相談員になりたての頃に、大変だと思っていたことを中心に書いています。
実際には生活相談員の仕事に慣れてくれば、割り切ることができたりむしろやりがいを感じるようなところもありますので、皆様それぞれの感性でご覧ください。
パイプ役になる
デイサービスの生活相談員は様々な関係者とのパイプ役になる必要があります。
- 職員から提案されたことをケアマネージャーやご家族に伝える
- ご利用者から言われたことをケアマネージャーや職員に伝える
- ご家族から相談されたことをケアマネージャーや職員に伝える
- ケアマネージャーから頂いた情報を職員に伝える
- 担当者会議で得た情報を職員に伝える
デイサービスの窓口として、活躍することになるイメージですね。
基本的にご利用者に関わることは生活相談員を通じて、各関係者に伝わることになるので責任もある仕事です。
時には、町内会と施設のパイプ役になるなどその役割は多岐に渡っていきます。
パイプ役になる事は、生活相談員の仕事の核となる部分ですので自分のスキルとして身に着けるまで大変だと感じました。
生活相談員としてパイプ役になるということは聴く力と伝える力の両方が求められますので、日々自己研鑽をしていかないと大変だと感じ続ける部分かなと思います。
特に私の場合、生活相談員自分の語彙(ごい)力の無さに失望し大変だなと感じました。(今も大変だと感じ続けています・・・・・。)
デイサービスの職員に伝えたりデイサービスのご利用者と会話することと、デイサービス外のケアマネージャーやご家族に伝えることの難しさは痛感しました。
またある時には生活相談員は、デイサービスの職員から不満や反感を買うようなことも言わなければいけない時があります。
様々な立場の人の間に立つ生活相談員は、板挟みになり人間関係の大変さを感じることもあります。
そのため、伝え方を工夫することや日々コミュニケーションを取っておくことが重要な役割となるでしょう。
知識やスキルを身に着ける
デイサービスでは、それぞれの職種で様々な知識やスキルが必要になります。
例えば介護職員であれば、スキルとしては介護技術やコミュニケーション力、知識としては介護保険制度のことを知っている必要がありますよね。
生活相談員にも同じように生活相談員としての知識やスキルを身に着ける必要があります。
特に外部の方との関わりが多くなる生活相談員は、誤魔化しが効かなくなるので正確な知識やスキルを身につけていくことが大変だと感じました。
先ほどもお伝えしたように、生活相談員はパイプ役としてデイサービスから外へ、外からデイサービスへの情報を伝える窓口になります。
聴く力や伝える力は、経験をしながら身につけていくことになるので自分の物になるまで大変な思いをするかもしれません。
では生活相談員にとって、身に着けることが大変だと感じる知識やスキルはどのようなものがあるかもう少し詳しくお伝えしてみたいと思います。
生活相談員として必要な知識
デイサービスの生活相談員として必要な知識としては次のようなものがあります。
- 変わりゆく介護保険制度に付いていく
- 自分のデイサービスのこと
- 必要書類について
デイサービスの生活相談員としては、最低限上記のような知識は持っておいた方がいいのかなと思います。
私の場合は、生活相談員としての現場に入ってから身につけていった知識がほとんどですが。。。
もしこれからデイサービスの生活相談員になる方は、事前に少しでも勉強しておくと大変な思いをせずに済むかもしれません。
例えば、介護保険制度の改正は定期的にやってきますよね。
2024年度の改正に関しては、具体的な情報も出始めていますがこういったところに付いていくのもなかなか大変ですよね。
介護保険制度の改正は段階的に情報が出てきますので、経過も含めて少しずつ知識として情報を入れていくといいでしょう。
また自分のデイサービスを知っておくことも生活相談員としては大事な知識となります。
知っているつもりでも、いざケアマネージャーやご利用者から聞かれると「あれ?どうだっけな?」となる事があります。
自分のデイサービスのことで知らないことが多すぎると、信頼してもらえずに生活相談員としては大変な思いをします。
聞かれたけど分からなかったことなどは放置せずに、その周辺情報も含めて知識として頭に入れておくようにしましょう。
生活相談員として必要なスキル
次にデイサービスの生活相談員として必要なスキルです。
生活相談員のスキルは身に着けるのに大変な思いをする方も多いかもしれません。
- コミュニケーション力
- 聴く力(傾聴力)
- 伝える力
- 営業力
- 統率力
デイサービスの生活相談員になると、人とコミュニケーションを取る機会が多くなります。
そのため当然、コミュニケーション力が必要になります。
コミュニケーション力の内訳には、聴く力や伝える力も含まれるでしょう。
その他にも、目を合わせて話ができるといった当たり前のことや、主訴を読み取ることができるなど専門的なスキルも求められます。
生活相談員のスキルには意識をすることで簡単に実践できるスキルがあったり、経験をしながら時間をかけて習得していくスキルがあります。
特にケアマネージャーと関わる機会が多くなる生活相談員にとっては、ケアマネージャーから真似できるスキルもたくさんあります。
例えば「ケアマネージャー○○さんと話す時は、すごく話しやすいな」と感じた時には、ケアマネージャーの聴く力が優れている場合があります。
『なんで話しやすかったのか?』を思い返してみると、そこにヒントがあるかもしれません。
スキルを身に着けるのに大変な思いをしている生活相談員は、他の人を真似してみることも試して見るといいでしょう。
外部との関わりが増える
生活相談員になると、外部の関係者と連絡を取ったり窓口になるなどの関わりが多くなります。
ご利用者やご家族との関わりはもちろんのこと、ケアマネージャーや包括職員との関わりが多くなるでしょう。
更には担当者会議では他の介護事業所の職員と顔を合わせることもあります。
人見知り相談員の記事でもお伝えしたのですが、私は人見知りなので初対面の方と会うこと自体が苦手です。(自分でもよく生活相談員できているなと思います。。。)
私は今でも初めて会う方と話をするのは緊張しますし、どんな話題を持って行こうかなと話題探しにも苦慮しているのが正直なところです。
なので、外部の方との関わりが増えることはストレスに感じましたし、生活相談員になりたてのころは今よりも大変だなぁと思っていました。
元々のコミュ力が高い人にとっては、特に大変と感じない部分かもしれませんよね。
人とコミュニケーションを取ることが不得意な人にとっては、外部との関わりが増えることはストレスで大変だと感じるかもしれません。
外部との関りが苦手で大変だと感じる方にとっては、場数を踏んで慣れていくことが近道なのかなとも感じます。
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参考【人見知りが教える】人見知りでもデイサービス生活相談員ができる3つの理由を解説
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楽だと思われている
デイサービスの生活相談員は「大変な仕事だな」と思われる反面「楽な仕事ができていいなぁ」と思われる側面もあります。
デイサービスの生活相談員は、一日8時間の勤務時間の中で自分で調整をしながら次のような業務をこなしていくことになります。
(デイサービスによって業務内容は異なりますが。)
- ご利用者との関わり
- 介護業務(送迎、入浴、必要な介助、ホール見守りなど)
- 計画書の作成
- 担当者会議への出席
- ケアマネージャーとの連絡
- 請求業務
- シフトの作成
- 企画の考案
一日の業務内容を見てみると、生活相談員はご利用者との関わりや介護業務を行ないながら計画書の作成や外交業務を行なうことになります。
介護現場から離れて事務作業をする時間があると「生活相談員は楽な仕事をしている」と他の職員から思われることがあります。
よく生活相談員は業務量が多くて大変だと思われがちですが、業務量が多い事自体は私は苦にならないです。
ですが他の職員から「楽な仕事をしている」と実際に思われたり、思われているんじゃないかと感じることが『精神的にしんどいなぁ』と大変に感じる時期がありました。
そうすることで他の職員に気を遣って、職員が足りていてもホールの業務を行なって事務作業がどんどん遅れていくという悪循環が生まれてしまいます。
他の職員には生活相談員の仕事を理解してもらう必要もあります。
生活相談員としての業務に影響が出るようであれば、管理者にも相談してチームとしての意識を変えていくようにしてみましょう。
売上を担うことになる
デイサービスの生活相談員になると、デイサービスの売り上げを担うことになります。
生活相談員はデイサービスの窓口になりますので、生活相談員の質が新規ご利用者の獲得にも大きく影響してきます。
来所されたご利用者の為だけに働くのではなく、デイサービスの運営を継続させるための責任比重が大きくなるということですね。
売上を担うという意味では、精神面で大変さを感じるようになります。
デイサービスの生活相談員が売り上げを担うことに着目すると、次のようなアクションが必要になってきます。
- 新規ご利用者の獲得
- 既存ご利用者の満足度を上げる
- 職員の理解度を高める
どれもアクションを起こしたからと言って、すぐに効果が出るようなものでもないのでそこも難しくて大変だと感じるかもしれません。
デイサービスの生活相談員は新規ご利用者獲得のために、居宅や包括、病院の連携室などに営業に行くことになります。
ケアマネージャーから顔を覚えてもらったり、実際にご利用者の紹介を頂くまでには時間がかかり大変だと感じています。
売り上げを担うという点では、新規ご利用者の獲得と同時に既存ご利用者への配慮も重要です。
- サービスの質を下げない
- ご利用者が楽しめる企画を考える
- ご利用者の不満要素や意見を吸い上げる仕組みづくり
こういった取り組みは既存ご利用者の満足度を高めることにつながります。
既存ご利用者の満足度が上がることでデイサービスを使い続けていただいたり、利用回数を増やしていただくというところにつながっていきます。
また、ご利用者の友人にも「良いデイサービスだよ」とデイサービスを紹介していただくことにもつながり、ご利用者から新規ご利用者の獲得につながることもあります。
そして大事なのが、職員の理解度を高めるというところですね。
ここは細かく分かれていくのですが、簡単に言うと「ご利用者が増えて大変になりますけど、協力お願いしますね」と言うところを職員に理解しておいてもらうということですね。
デイサービス職員全体の協力がないとご利用者の対応も難しくなりますので職員とのコミュニケーションは常に取っておいた方がいいでしょう。
生活相談員として感じる6つのやりがい
ここまでは、デイサービスの生活相談員が大変だと思う5つのところを紹介してきました。
ですが、それだけではデイサービスの生活相談員をやってみたいという人がいなくなってしまいます。(さんざん伝えたくせして・・・・)
なので禊(みそぎ)として、、、、プラス1で生活相談員として感じる6つのやりがいを全力でお伝えしていきたいと思います。
私がデイサービスの生活相談員としてやりがいを感じる6つは次の通りです。
ポイント
- 間違いなくスキルアップできる
- ご利用者やご家族から頼りにされたり感謝される機会が増える
- キャリアアップできる
- 見聞を広めることができる
- ご利用者が増える
- デイサービスの中心となる
私は生活相談員として大変だなと感じることがあった一方で、徐々にやりがいを感じられる部分も見つけられました。
生活相談員の仕事にやりがいを感じることができると、仕事に楽しさが出てきり次の目標を持って働くことができるようになります。
もし生活相談員としてのやりがいを感じられなかったり、不安を感じているような方はぜひ参考にしていただければと思います。
間違いなくスキルアップできる
デイサービスの生活相談員は間違いなくスキルアップできる職種でやりがいを感じることができます。
具体的にどんなスキルアップができるかと言うと次のようなところです。
- コミュニケーション力
- 聴く力
- 伝える力
- 仕事管理力
- 接遇
- 営業力
- 介護力
- 統率力
先ほど、必要な知識やスキルでお伝えした内容とも関連しますが生活相談員の業務を日々繰り返し行うことで、スキルアップにつながります。
大変なところでもお伝えしたように、デイサービスの生活相談員は幅広い人と関わることが増えます。
そんな中で色々なことを聴いたり伝えたりを繰り返すことになりますが、自分の中でトライ&エラーを繰り返していくことでスキルアップにつながっていきます。
最初から全てが上手く行くということは有りません。
特に私の場合はあくまでも失敗や反省を経験しながら、少しずつスキルアップにつながっていくというイメージでした。
ですが、徐々に「あ、こういう伝え方をすると分かりやすく伝わるんだ」と感じたり、「こんなやり方もあるかもしれないよね」と自分のスキルアップが実感できる場面に出会えるようになります。
生活相談員としてスキルアップを実感できるようになるとやりがいを感じられるようになっていきます。
ご利用者やご家族から頼りにされたり感謝される機会が増える
デイサービスの生活相談員は、ご利用者やご家族にとってデイサービスの最初の窓口になります。
そのため生活相談員は、ご利用者やご家族から頼りにされたり感謝の言葉を直接頂ける機会が増えます。
感謝の言葉としては相談員個人に向けられたものだけでなく、デイサービス全体に向けたものも多くあります。
どちらにしても感謝された時には誇らしく感じたり、自信を持つことができて、モチベーションを保つことにもつながります。
ありきたりかもしれませんが、頼りにされたことに応えて感謝されるというのはいつでも嬉しいですしやりがいを感じることの一つです。。
私以外の生活相談員をされている方の中でも、ここにやりがいを感じている方は多いのではないでしょうか?
頼りにされるたり感謝されるためには、
うわべだけの知識やスキルではなく、確かな知識やスキルを身に着けておく必要があります。
先ほどもお伝えしたように、あまりにも分からないことが多すぎたり曖昧な対応をしているとご利用者やご家族は不安に感じてしまいます。
生活相談員としてやりがいを感じるためには、確かな知識やスキルを身に着けながら頼りにされる生活相談員になっていきましょう!
キャリアアップできる
デイサービスの生活相談員はキャリアアップの導線が目に見えやすいのでやりがいを感じることができます。
生活相談員の業務に一定期間従事することで挑戦できる資格があったり、次の目標を決めやすい職種かなと思います。
- 介護支援専門員の資格取得
- 社会福祉士の資格取得
- デイサービスの管理者を目指す
- 独立してデイサービスを経営する
- 他の介護事業所での生活相談員も経験する
デイサービスの他の職種と比べても、キャリアアップの幅が広いのが生活相談員ではないでしょうか。
実際に私も、介護職→生活相談員→管理者の経緯がありますし、社会福祉士も生活相談員になってから取得しています。
小さい会社ですが、今は経営の一端も担っていますのでキャリアアップをした後の楽しみも広がっていくところもやりがいの一つと言えるでしょう。
キャリアアップとは少し違う視点で言うと、生活相談員としての経験は私生活でも活かすことができます。
親戚や親の介護が必要になった時に、手続きなどの助言ができることはやりがいとは違う優越感を感じられることでしょう。
見聞を広めることができる
デイサービスの生活相談員として、多くの方と関わることが増えると見聞を広めることができやりがいを感じています。
多くの人と関わるということは、多くの考え方に触れることになります。
自分が介護従事者であるというところに焦点を当てると、ケアマネージャーの介護観などは本当に勉強になるところが多いなと感じます。
生活相談員になりたての頃は「そういう視点で介護を展開していくのか」と驚いたことが何度かありました。
これは、介護職としてデイサービス内の業務に専従していた時には味わうことのなかったことだと思います。
またケアマネージャーは話を聞くプロですので、話をするだけで勉強になる部分がたくさんあります。
- 『こんな引き出し方をするのか』
- 『こう聞いてもらうと気持ちよく喋れるのか』
- 『なんかよく分からないけど話しやすいな』
ケアマネージャーとの関わりは、、表現に迷いますが・・・『生きた教科書に触れている』と実感します。
まて少し視点を変えてみると、例えばご家族から介護に関しての悩みや相談を受けたとします。
そこでも「そうか、ご家族はこういうところで悩むことがあるのか。」と勉強になりますし、次に自分がそこに対して配慮をしていけるようになります。
知識としても、自分の知らなかったことを知る機会が圧倒的に増えます。
これは介護分野に限った知識だけでは無く、例えばご利用者やご家族から地域の歴史の話を聞かせてもらうこともあります。
地域の方と関わる機会が増えれば困った時にアドバイスを頂けるようになったり、何気ない雑談をするような機会も増えます。
ご利用者が増える
デイサービスで生活相談員をやる醍醐味と言ってもいいかもしれませんが、ご利用者が増えることにもやりがいを感じます。
現場に近い生の声で表現をすると、数字で見えることがやりがいになります。
生活相談員の仕事は、デイサービスの中でも一番数字が分かりやすい仕事だと思います。
新規ご利用者の獲得ができなければ停滞か低下していきますが、獲得ができていれば向上していきますよね。
デイサービスの満足度が低ければご利用者は離れていきますが、高ければ新規ご利用者の獲得につながりますよね。
つまり、生活相談員の仕事の質がデイサービスの売り上げの数字やご利用者の実人数・延べ人数に表れていくということですね。
もちろん、数字が伸びていけば自分の仕事に自信が持てますしやりがいを感じることになります。
言葉を変えると、次のような生活相談員の仕事の質を高めることが数字として表れてくるということです。
- 営業
- デイサービスの雰囲気づくり
- デイサービスの活動内容
- ご利用者、ご家族とのコミュニケーション
- ケアマネージャーとのコミュニケーション
生活相談員としての仕事に真面目に取り組むことでご利用者を減らさずに、増えることにつながります。
やはりご利用者が増えることで、自分の待遇にも関わりますしやりがいを感じられる部分と言えるでしょう。
デイサービスのチームの中心となる
多くのデイサービスで生活相談員は、チームの中心となって現場を運営していくことになるでしょう。
ここまでも何度かお伝えしたように生活相談員はデイサービスの中でパイプ役として、職員にも様々なことを伝えることになります。
つまり自ずと、個々のご利用者に適切なサービス提供が行なえるように指示を出す役になっていくということです。
リーダーのような役割を担っていくとも言えるでしょうか?
チームの中心となる事はプレッシャーを感じる要素でもありますが、デイサービスを作るというやりがいの方が大きく感じますね。
生活相談員の受け取り方や伝え方次第でデイサービス現場は良くも悪くもなっていきます。
- デイサービスの雰囲気
- 介護の質
- ご利用者の満足度
この辺りは、生活相談員の采配による影響が大きくなる部分かなと感じています。
生活相談員がデイサービスの中心として機能していれば全体の質は上がっていきますし、反対に生活相談員次第でデイサービスの質が下がることもあり得ます。
私自身は聴いたり伝えたりがあまり得意ではないので、トライ&エラーを繰り返しながら上手く行く方法をデイサービスの職員と模索していきます。
上手く行った時には喜びとしてやりがいを感じますし、上手く行かなかった時には次に向けてのリトライとして闘志を燃やすことができています。
チームの中心になったりリーダーになる事が苦手と感じる方もいるかもしれませんが、これもスキルアップやキャリアアップへの布石として挑戦してみることをオススメします。
給料で大変だと感じたことはないの??
ここまで生活相談員としての収入について触れてきませんでしたが、もしかしたら給料面に関して気にされている方もいるかもしれませんよね?
私の場合、生活相談員としての収入に不満を感じたり大変だと思ったことはほとんど無かったと記憶しています。
その理由を、記事を書きながら改めて考えてみると次の3つかなと思います。
- 介護職から生活相談員になったため昇給があった
- 介護業界自体が制度改正で昇給できる仕組みだったこと
- 仕事を評価してくださる上司のもとで働くことができた
思い返してみると、自分は運が良かったのかなと感じる部分もあります。
給料面に関しては私個人の感じ方や考え方を書いている割合が大きいので、参考程度にご覧いただければと思います。
介護職から生活相談員になったため昇給があった
まず私の場合は、介護職員から生活相談員になった時点で職務手当などでの昇給がありました。
当時は契約社員で給料は時給だったのですが、生活相談員になった段階で時給にして100円~150円ほどは昇給していたかなという記憶があります。
次の見出しにもつながるのですが、そこからは年々昇給もあったので特段給料に不満を感じたことは有りませんでした。
また、転職をしたタイミングで正社員になれたことや前職よりも高い給料を提示して頂いたということもありました。
同じ地域の同年代の人よりも給料をもらえていたかどうかは分かりませんが、個人的に生活相談員としての給料に不満はあまりなかったかなと言う印象です。
介護業界自体が制度改正で昇給できる仕組みだったこと
デイサービスでは処遇改善系の加算が今でもいくつかありますよね。(次回の改定で1本化の話もありますが・・・)
- 介護職員処遇改善加算
- 介護職員等特定処遇改善加算
- 介護職員等ベースアップ等支援加算加算
私の場合は介護職員も兼務した生活相談員だったため処遇改善の支給対象になっていました。
そのため、年々昇給できてきたかなと思っています。(集客ができているという前提条件はありますが)
今では管理者で会社役員なので支給対象からは外れていますが。。。。
デイサービスによっては、昇給ではなくボーナス的に支給される場合もあります。
処遇改善制度によって、少しずつ待遇はよくなっていると感じています。
仕事を評価してくださる上司のもとで働くことができた
私の場合は運がよかったのかもしれませんが、自分の仕事を評価してくださる上司のもとで働くことができていました。
私は特段何かに長けているわけではなく、むしろコミュニケーションが苦手で順風満帆な生活相談員人生ではありませんでした。
ですが、上司は努力も含めて仕事を評価してくださっていたように感じています。
だからこそ昇給もあったのかなと、記事を書きながら感じたところです。
そういった人との出会いにも恵まれていたお陰もあり、次のような考え方を持つことができるようになったのも大きかったかもしれないです。
お金が先ではなく、仕事が先である
きちんと評価してくれる人がいると、自分の仕事に見合った給料が後からついてくるという考え方になれるのですね。
給料が上がらなければ自分の仕事が足りないと感じて、闘志を燃やすことになります。
そういった諸々の理由で私は、生活相談員になってからは特に給料に不満や大変だと感じたことは有りませんでした。
では最後に今回の記事をまとめていきます。是非最後までご覧ください。
まとめ
【本音激白!!】デイサービス生活相談員の大変なところを5つぶっちゃけ、そして6つのやりがいを伝えます。というテーマでお伝えしてきました。
生活相談員になると、主に人との関わりが増えるところで大変さを感じるかもしれません。
- パイプ役になる
- 知識やスキルを身に着ける
- 楽な仕事だと思われる
生活相談員は聴いたり伝えたりすることが増え、そこに難しさや大変さを感じる場面が多くなります。
また、計画書の作成などの事務作業が増えることで楽な仕事をしていると思われるなどの精神面での大変さもあります。
ですが反対に、生活相談員としてのやりがいももちろんあります。
人との関わりが増えることは大変さにもなりますが、慣れてくることで逆にやりがいにも感じます。
- スキルアップができる
- 見聞が広がる
- 頼られたり感謝される
- チームの中心になる
人との関わりが増えることで、自分の力になっていくことも多くやりがいに感じることができます。
生活相談員はデイサービスの中でも、目標設定がしやすくキャリアアップもしやすい職種です。
目標を持つことでやりがいを感じることができますし、モチベーションを保ち続けることにもつながります。
これからデイサービスの生活相談員として活躍していきたいと考えている方の参考になっていれば幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。