今のデイサービスを辞めようと思っているのだけれども、辞めるべきか辞めないべきか踏ん切りがつかないと相談を受けることがあります。
デイサービスなどの介護現場では、何らかの要因で辞めようと思っても人手不足だったり、辞めることを止められたりと何かが邪魔をして辞めることに踏ん切りをつけられない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、デイサービスを辞めることをテーマに次の内容を解説していきます。
- デイサービスを辞める決断をする5つの判断基準
- デイサービスを退職する時の手順
- デイサービスの転職先を探す時の4つ+αポイント
デイサービスを辞めるための決断基準から新しい転職先の探し方のポイントまで解説していきます。
デイサービスを辞めるかどうか悩んでいる方や退職する時にどのような手順を踏んだらいいか分からない方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
今ではデイサービスを退職する時には、退職代行サービスを使うことも一つの手段になってきています。退職代行サービスに関しても触れていますので気になる方はご覧ください。
この記事を書いている私自身も社会人になってから2回の転職経験があります。過去の転職経験やデイサービス管理者として現役で人事に関わっている経験を活かして記事を書いています。
デイサービスを辞めるべきかどうか悩んでいる方の決断に役立つ記事を書いていますので是非最後までご覧ください。
デイサービスの離職理由1位は職員同士の人間関係
私が、クラウドワークス内でデイサービスで働く人を対象にしたアンケートでは、職員同士の人間関係が理由でデイサービスを辞めた人が全回答の内30.6%を占めていました。
デイサービスでは、およそ3人に1人が職員同士の人間関係を理由に職場を辞めていくことになりますね。
職員同士の人間関係が理由でデイサービスを辞めた人の数はアンケート全体の離職理由の中でも、断トツの1位でした。
デイサービスで人間関係が悪化する原因や解決策に関しては、【離職理由1位】デイサービスで職員同士の人間関係が悪化する5つの原因と7つの解決策を解説!!の記事でも紹介していますので合わせてご覧ください。
ちなみにデイサービスを辞めた理由の内、回答数が多かったTOP3は次の通りです。
- 職員同士の人間関係(30.6%)
- 収入が低い(22.9%)
- 将来性が無い(8.9%)
回答数の内の50%以上を占めているのが職員同士の人間関係、収入の低さだということがわかると思います。
介護業界の中で、デイサービス(通所介護事業所)の離職率は目立って高いわけではありませんが、人間関係など業務とは別の部分で辞めることになるのはもったない感じがしますよね。
デイサービスや介護現場では特に多職種連携がケアの質に大きく影響を与えるだけに職員同士の人間関係が良好でないと働いていてもツラい部分があります。
次にお伝えするのは、デイサービスを辞めると決断する時の判断基準です。デイサービスを辞めたいと考えているけれどもなかなか踏ん切りがつかない方はぜひご覧ください。
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合わせて読みたい【離職理由1位】デイサービスで職員同士の人間関係が悪化する5つの原因と7つの解決策を解説!!
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デイサービスを辞めると決断する5つの判断基準
デイサービスで働く人の中には、様々な悩みを抱えながら働いている人も多いでしょう。
さらにその中には「このまま今のデイサービスで働き続けていていいのかな」とデイサービスを辞めるべきか、辞めないべきか悩んでいる方も多いと思います。
そこで、ここではデイサービスを辞めると決断する5つの判断基準を解説していきます。今回私が解説するデイサービスを辞めると決断するための判断基準は次の5つです。
- 自分の体調に変化を感じた
- 職場環境の改善が見られない
- 新しいことに挑戦したいと感じた
- やりがいを感じない、成長できないと感じる
- 他の職場からお誘いを受けた
私自身も社会人になってから実際に2回の転職を経験していますが、ただ何となく辞めるわけではなく上記のような判断基準を持って仕事を辞めています。
仕事を辞めることはネガティブに捉えられることが多いですが、自分が楽しく人生を送るためのポジティブな選択と考えるようにしましょう。
人生100年時代と言われる現代だからこそ、楽しいと思う仕事や好きと感じられる仕事をして長い人生を謳歌するべきだと考えています。
デイサービスを辞めようと思っていても人手不足だから辞めづらいなどと感じる場合も多いようです。
そんな時にはデイサービスを辞めるための判断基準を持つことで今の職場に見切りをつけて新しい環境に移ることができるようになります。ではデイサービスを辞めると決断する5つの判断基準に関して解説していきます。
自分の体調に変化を感じた
デイサービスで働いて何かに悩みを感じながら働いていると、自分の体調に変化を感じることがあります。
あまりにも体調の変化がひどく、仕事にも支障が出るような場合にはデイサービスを辞める決断をした方がいいでしょう。具体的には次のような体調変化があります。
- 胃やお腹が痛い
- 頭痛がひどい
- 朝起きるのがダルい
- 仕事に行く気が起きない
- 身体が動かない
自分の体調がよくない状況で働き続けることは体調をさらに悪化させる原因にもなりますし、思わぬ事故につながる可能性も高くなります。
一昔前であれば根性論として気持ちが弱いとか言われていましたが、今はそんな時代ではありません。
我慢して働き続けることが美学として捉えられるような時代ではないので、デイサービスでの仕事が原因で体調の変化が続くようであれば辞める決断も一つの選択肢です。
職場環境の改善が見られない
デイサービスで働くうえでというよりも仕事をしていれば、何かしら悩みを抱えたりや嫌なことに出会うことは普通のことです。ですが、その中でもどうしても自分が我慢できない次のようなこともあると思います。
- サボる職員がいて不公平
- 自分にだけ大変な仕事を割り振られている
- 残業が多い
- 人間関係が悪く常にギスついている
自分の中でどうしても我慢できないようなことをそのままにしてデイサービスで働き続けることは、精神衛生上もあまり良くないですし仕事にも悪影響が出てくるでしょう。
そのまま放置しておくと我慢できないことばかりが気になるようになり、自分自身の成長を妨げることにつながります。
改善してほしいことがある場合には、まずは上司に相談してみましょう。そのうえで問題が改善されないような場合には、デイサービスを辞めることを決断したほうがいいかもしれません。
職場や組織の中では経営陣が決めたことを覆すのにはなかなかの労力がかかります。その割にはその結果が自分にとって納得のできるものになるとも限りません。
会社や組織には運営方針がありますので職場環境の改善には限界があるのかもしれません。職場環境が改善されずに、ストレスを感じながら働かなければいけない状況であればデイサービスを辞める決断をした方がいいでしょう。
┃デイサービスの転職はマイナビ介護職から┃
新しいことに挑戦したいと感じた
今のデイサービスには特に不安や不満があるわけではないけれども、新しいことに挑戦したいと感じる場合もあると思います。新しいことに挑戦したいと感じた時や、その思いが強い時にはデイサービスを辞めて新しい環境に移る良い機会と言えるでしょう。
但し注意が必要なのが、挑戦したいことが具体的じゃない状態でデイサービスを辞めることは避けたほうがいいです。
「自分は○○をして、世間に□□という影響を与えて、将来は△△になっていきたい」という明確で具体的な目標が無い状態で辞めてしまうと、結局次の環境でも「自分のやりたことはこんな事じゃなかった」と挫折をすることになります。
新しいことに挑戦したいと感じることは、前向きな思考で私自身も是非応援したところです。ですがそこにはメリットとデメリットの両方が存在しますので、よく吟味したうえでデイサービスを辞める決断をすることをオススメします。
やりがいを感じない、成長できない
今のデイサービスで働いていて、やりがいを感じなかったり自分自身が成長できないと感じる場合にはデイサービスを辞める決断をするべきでしょう。
デイサービスでやりがいを感じない仕事や、成長できない仕事を長い間続けているとあなたにとって次のようなデメリットがあります。
- 新しいことに挑戦しようと思った時に何もできないことに気付く
- 人とのコミュニケーションを取ろうとしなくなる
- 仕事に行くのが嫌になる
- 新しいことを覚えようという気力が起きない
- デイサービスと自宅の往復と言う単純な生活になる
以前私の上司にあたる人(だいぶ遠い上司ですが)が飲み会の挨拶で「その時に置かれた場所で花を咲かせなさい」という趣旨の話をしていました。
10年以上も前の話ですが、当時の私の心にはその話は全く刺さりませんでしたし、今の私の心にも全く刺さりません。
自らが咲く努力を忘れてはいけないよという意味合いだと思いますが、花であれば性質が合わない土では成長できないですし、水を与えてくれる人がいなければ枯れてしまいます。
自らが成長しようとする意識はもちろん大事ですが、やりがいを感じたり成長するにはある程度自分の周りの物的、人的環境は重要だと私は感じています。
桜は自然の中では春にしか咲きません。春以外に咲かせようと思ったらハウス(物的環境)があって温度管理をする人(人的環境)が必要ですよね。
あなた自身が今のデイサービスでやりがいを感じなかったり、成長できないと感じる場合には別の環境に移ろうする行動も花を咲かせるための努力と言えるでしょう。
他の職場からお誘いをうけた
デイサービスを辞めて転職をするうえで、最も理想的な形としては人脈や縁故による転職かもしれません。
ヘッドハンティングと言うと大げさかもしれませんが、あなたの仕事ぶりが評価されて他の職場からお誘いを受けるのは嬉しいことですよね。
今のデイサービスで働くことに不安を抱えていたり、もっと高みを目指したいと感じている方は他の職場の条件次第では今のデイサービスを辞める決断をして転職を考えたほうがいいでしょう。
- 環境が変わり刺激のある仕事ができる
- 新たな知識や技術、考え方などに出会いスキルアップできる
- 収入が増える可能性があり
- 責任感のある仕事を任せてもらえる
- 人脈が広がる
お誘いを受けて転職するということはある程度あなたの能力が認められているということです。今のデイサービスよりもレベルアップした仕事を任せてもらえたり、責任感とやりがいを感じる仕事を任せてもらえる可能性があるでしょう。
他の職場からお誘いを受けた場合には労働条件や仕事の内容などを良く聞いたうえで、積極的に転職を検討したほうがいいでしょう。
┃デイサービスの転職はマイナビ介護職から┃
デイサービスを辞める時の手順
ここからはデイサービスを辞める時の手順や流れに関して解説していきます。デイサービスを辞める時には転職活動を行ないながら退職に向けて次のような段取りで進めていくといいでしょう。
- 転職先を探す
- 退職時期を決める
- 退職時期に合わせて『退職願』を提出する
- 有給休暇を消化する
- 最後まで業務を全うする
- 退職代行サービスを使うのも一つの方法
デイサービスを辞める時には、何らかの要因に不満を持っている場合もあると思います。ですがデイサービスを辞める時には喧嘩腰にならないように注意しましょう。
良くない噂は、業界の中でも広まりやすいので特に注意が必要です。辞める時にはあくまでも『穏便・円満・確実』に辞められるような心持ちで臨みましょう。
ではデイサービスを辞める時の手順を詳しく解説していきます。
1.転職先を探す
デイサービスを辞める時には、まず次の転職先を探しておきましょう。仕事を辞める時に気がかりになることが『収入がなくなることや次の転職先が見つからないこと』です。やはりあなたの生活の為にも、収入の確保はしたうえでデイサービスを辞めるべきでしょう。
理想的な流れとしては次の通りです。
- 転職先から内定をもらう
- 入職までの猶予をもらう
- 現在の職場での業務を全うする
- 有給休暇を消化する
- 転職先で働き始める
一日でも早く辞めたいとい思っている場合でも、辞めてから転職先を探し出すのではなく働いているうちに転職先を探しておくことをオススメします。
今は介護系の求人は多く出ているので間違いなく転職できると安心しがちです。ですが条件の良い転職先には応募が集中して、すぐに募集が終了してしまう場合もありますので求人情報はこまめにチェックしておくようにしましょう。
また転職をするにしても履歴書を書いたり、資格証を準備したりと意外とやるべきことが出てきますので事前に準備できるものは準備しておくと良いです。
2.退職時期を決める
転職先がきまり、ある程度転職の目処がついたら具体的に退職時期を決めるようにしましょう。
但し、退職時期に関しては現在のデイサービスとの兼ね合いもありますのでデイサービスの管理者等ともよく相談するようにしましょう。
退職の申し出は法律では14日前までと定められていますが、デイサービスの就業規則や雇用契約書では1か月前などの取り決めがあるかもしれません。
あくまでも法律が優先されますので14日前まで辞めることの申し出をすれば問題ありませんが『穏便・円満・確実』に辞めるためには、お互いの歩み寄りも必要です。
喧嘩腰になって「○○日まで辞められないと困ります!」と感情的になるよりも「次の職場からも○○日からお願いしたいと言われているのでなんとかならないでしょうか?」とあくまでも相談する形で話をするようにしましょう。
現在のデイサービスから「どうしてももう少しだけ働いてもらえないか」とお願いされた場合には、転職先とも相談してみましょう。
3.退職時期に合わせて『退職届』を提出する
「退職願」『退職届』「辞表」とよく混在してデイサービスに何を提出したらいいか分からない場合もあるかもしれません。一般的な従業員の場合は『退職願』や『退職届』を提出するようにしましょう。
簡単に3つの違いを解説しておきます。
退職願:退職を会社に願い出る時に提出する物。退職の意思を表明するものですね。口頭で申し出ても問題ありませんが、退職願を出すことで退職の意思が強いことの表現にもなります。また文書で提出しておくと願い出た日付なども残るので言った言わないなどの問題もなくなるでしょう。
退職届:退職を認めてもらったうえで、退職することをデイサービスや職場に届け出るための書類です。順番としては退職願もしくは口頭で退職の意思をデイサービスに伝えたうえで退職届を提出します。
辞表:会社の代表や役員など雇用関係にない立場の人が、その役職を辞めるために会社に提出する物です。あくまでも役職を辞めるというものですので、辞表提出後にも職員として雇用関係として業務に入る場合もあります。
退職願もしくは口頭で退職の意思をデイサービスの管理者等に伝えて、退職日が確定したら『退職届』を提出するようにしましょう。
ちなみに退職願や退職届はデイサービスで決まった様式があるかもしれませんので規則に則った形で提出しましょう。
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4.有給休暇を消化する
退職をする時に、デイサービスと揉めたりトラブルになりやすい部分が有給休暇の消化についてです。退職の申し出だけでも心がすり減る思いがあるかもしれませんが、有給休暇を使うこともあなたの大切な権利です。
退職時に有給休暇を使用することで次のようなメリットがあります。
- 次の職場への提出物などの準備ができる
- 心身共にリフレッシュできる
- 事実上早期に退職ができる
基本的に労働者側が退職の申し出をして、残っている有給休暇を消化することは問題ありません。デイサービス側(会社や組織側)には有給休暇使用の拒否権はありません。
但し有給休暇を与えることで正常な運営を妨げる場合には、有給休暇を与える日を変更する(時季変更権)ことができますので、そのあたりはデイサービス側との相談が必要になるでしょう。
要は、有給を使っちゃだめだよと言われることはないけれども、別の日に使ってくれない?という相談はされる可能性があるということですね。
デイサービスの場合には、人手が足りずになかなか有給を取りづらい現状もあります。ですが、退職する時にはデイサービスときちんと相談してあなたの権利である有給休暇の使用をしましょう。
5.最後まで業務を全うする
退職が決まったからと言って、やる気が無い態度で業務に臨んだり、あなたに与えられた業務を放棄することは絶対に避けましょう。
先ほどもお伝えしたように、悪い噂は業界内では特に広がりやすいです。デイサービスの場合は情報交換の場などもありますので管理者同士が人脈で繋がっている場合もあります。
思わぬ拍子で「退職がきまったとたんに態度が豹変して全く働かなくなったよ」などと伝わってしまえば、あなたの社会人としての評価が下がってしまいます。
そうならないためにも今のデイサービスを退職するまでの間には、次のことに気を付けるようにしましょう。
- あなたに与えられた業務をこれまでと同じようにこなす
- 期限つきの仕事は期限までに終わせる段取りをつける
- 引き継ぎが必要な業務は後任に引き継ぐ
- 関係者に挨拶をする
- 他の職員の引き抜きを行わない
- デイサービスの悪口を言わない
基本的には、デイサービスを辞めることが決まってもこれまで通りの働き方をします。終わりよければ全てよしという諺がありますので、去り際までこれまで通り一生懸命働くようにしましょう。
6.退職代行サービスを使うのも一つの方法
ここまでは退職をするまでの流れを一通り紹介してきました。ですが、今では退職代行サービスを使ってデイサービスを辞めることも一つの手段です。
退職代行サービスを使うことには少し気が引けたり、逃げているように感じる人もいるかもしれません。ですがデイサービスの様々な環境により精神的に追い込まれているような場合には退職代行サービスを使って辞めることも検討しましょう。
退職代行サービスは次のような方にオススメです。
- ハラスメントを受けている人
- 責任感が強く辞めることを言いづらい人
- 退職を伝えたけど辞めさせてもらえない人
- 心身共に衰弱し限界を迎えている人
- 残業代や有給休暇の申請をしたい人
退職代行は世間からの認知度も徐々に上がってきており、職場を辞める時に約2割の方が退職代行を利用するというデータもあるようです。
退職代行を使ってデイサービスを辞めることが後ろめたいという気持ちも理解はできますが、早く次の環境に移るためにも積極的に活用してみましょう。
この記事で紹介している【退職代行ガーディアン】は、一律29,800円(税込み)という低料金で、即日対応や企業との交渉まで行なってくれる優良サービスです。
退職代行ガーディアンは労働組合が運営しているサービスですので、有給休暇の消化請求やサービス残業代や退職金などの金銭請求行為も代行してくれます。全国で対応可能な退職代行サービスですので下記リンクからぜひご覧ください。
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デイサービスの転職先を選ぶ時の4つ+αのポイント
ここまでは、デイサービスを辞める時の判断基準や辞めるまでの流れを解説してきました。ここからは、新しくデイサービスの転職先を探す時に確認しておいた方がいいポイントを4つ+αでお伝えしていきます。
今のデイサービスを辞めて、新しくデイサービスの転職先を選ぶ時に見ておいた方がいいポイント4つ+αは次の通りです。
- 職場の人間関係
- 活動内容
- 勤務時間や収入、福利厚生などの労働条件
- 運営方針
- その他
ではそれぞれを詳しく解説していきます。
職場の人間関係
デイサービス内の職員同士の人間関係は、デイサービスの転職先を選ぶうえで見ておいた方がいいポイントです。
私のデイサービスでは求人を出す時に必ず『施設内見学可能』という旨の文言を入れています。それは職場内の雰囲気や人間模様を見てもらうためです。
デイサービスに限らずかもしれませんが、長く働くうえで職場内の人間関係は大きな要因となります。それは冒頭の『デイサービスの離職理由1位は職員同士の人間関係』でもお伝えした通りです。
面接とは別に見学できる場合もありますので、問い合わせてみるといいでしょう。職場の人間関係を見る時には次のようなポイントに気を付けてみるといいです。
- デイサービスのご利用者や職員の表情が明るいか
- 職員同士がうまくコミュニケーションをとっているか
- 自分が見学に行った時に職員が挨拶をしてくれたかどうか
- 職員がいきいきと働いているか
この辺りは『デイサービスの仕事はきつくて大変?デイサービスの仕事の大変な部分と楽しい部分を包み隠さずお伝えします。』の記事内でも簡単に触れていますので合わせてご覧ください。
見学の短い時間では全てを見ることはなかなか難しいですが、自分の感覚なども大事にしながら見学してみてください。
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参考デイサービスの仕事はきつくて大変?
デイサービスの仕事の大変な部分と楽しい部分を包み隠さずお伝えします。続きを見る
デイサービスの活動内容
デイサービスでは、一日を通して活動的に過ごされるイメージを持っている方が多いでしょう。ですがデイサービスによってはご利用者の自発性を大事にしており、職員が企画をするレクリエーション活動のようなことを行なっていない場合もあります。
例えばあなたの今までの職歴の中で、レクリエーション活動の様々な情報や経験を持っていたとしてもその力を発揮できない環境であればもったいないですよね。
またデイサービスによっては、一日の流れも様々です。
- 一日を通して入浴を行うデイサービス
- 午前中に入浴を行なって午後からは集団レクリエーションを行う形をとっているデイサービス
- 半日ずつ2回に分けてサービス提供を行う(機能訓練特化型デイに多い)
あなた自身が持っている力を転職先のデイサービスでも十分に発揮したり、あなたが働きやすい転職先を見つけるためにもデイサービスの活動内容や一日の流れは事前に確認しておくようにしましょう。
活動内容に合わせて、デイサービスの一日の流れのようなものも確認できるのであれば確認しておきましょう。一日の大まかな流れがわかっているだけでも、その転職先のデイサービスでの自分の動き方をイメージすることができるようになります。
┃デイサービスの転職はマイナビ介護職から┃
勤務時間や収入、福利厚生などの労働条件
デイサービスの転職先を探していて求人情報を見る時に多くの方が、一番最初に見るポイントは勤務時間や収入などの労働条件かもしれません。
勤務時間や収入などの労働条件はあなた自身の生活にも大きな影響を与える部分ですので、求人情報ではしっかりと確認をしておくようにしましょう。
具体的には次のような部分を確認するようにします。
- 勤務時間
- 給料(基本給や手当)
- 休日
- 社会保険や雇用保険の加入の有無
- 他の事業所との兼務があるか
- 各種休暇の取得実績
人によって重要視するべき項目は変わってきますが、上の6つの項目は必要に応じて確認するようにしましょう。
特にパート職員やアルバイトなどで非常勤職員として勤務する場合には社会保険や雇用保険の加入などはどのようになるのかハッキリと確認しておきましょう。扶養の範囲内で働きたい場合などに、勤務日数や収入が条件を超えてしまうと強制的に加入しなければいけなくなる場合があります。
求人票に載っている情報が、そのまま雇用契約に反映されるとは限らない(ほとんどの場合は求人票の条件の通りですが)ので雇用契約する時の労働条件を確認しておくことをオススメします。
運営方針
転職先を探す時には収入や休日などの労働条件にばかり目が行きがちですが、デイサービスの運営方針もしっかりと確認するようにしましょう。
そのためには、まずは自分の介護観を持っておくことも必要です。自分はどんな介護をしたいのかという理念を持ったうえで転職先を探さないとせっかく入職しても合わずにすぐに辞めてしまうことになります。
例えば、次のような例ではあなたの力が発揮できずにストレスを抱えるような転職になってしまいます。
あなたの思い:ご利用者と積極的にコミュニケーションを図ることで明るく過ごしてもらいたい
デイサービスの方針:ご利用者同士の自発的なコミュニケーションを大切にしているからできる限り職員は介入しない
このような方針のデイサービスが実際にあるかどうかは分かりませんが、あなたの思いとデイサービスの方針にあまりにも差異があると働いていても楽しくないですよね。
私も実際に面接に関わると、労働条件にばかり目が行ってデイサービスの運営方針まで気にしていない人は多いように感じます。
面接でも「どんな介護をしたいのか?」と質問されることがあります。どんな介護をしたいのという介護観は明確に伝えられることで入職前にあなたの介護観とデイサービスの方針の差異がどの程度あるか把握できるようになります。
どんな目標があって、その目標を達成するためにどんな取り組みをしているのかということは人事担当の方に直接確認してみましょう。
その他
その他にもデイサービスの転職先を探す時にはいくつか見ておいた方がいいポイントがありますので簡単に紹介していきます。基本的には、あなた自身の理想に近い働き方ができるデイサービスを選ぶために見ておくべきポイントになります。ですので必ず確認したほうがいいということではなく、自分の状況に合わせて確認してみてください。
- 資格取得の支援がどの程度あるか
- 他の部署への異動があるかどうか
- 有給休暇を消化できる環境かどうか
面接などでは確認しづらい部分もあるかもしれませんが、長く勤めてスキルアップしていくには事前に確認しておいた方がいいでしょう。
スキルアップをしたい方にとっては、資格の取得支援などはデイサービスの転職先を選ぶ時の比重の高いポイントになると思います。自分が考えている理想の働き方ができるデイサービスに転職できるように気になる部分は確認しておくことをオススメします。
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まとめ
今回は【辞める判断基準】デイサービスを退職する手順と転職先を探す時のポイントを解説というテーマでお伝えしてきました。
デイサービスを辞める人のおよそ3人に1人が職員同士の人間関係を理由に退職しています。
デイサービスを辞めるべきか辞めないべきか悩んだ時には自分の中で判断基準を持っておくようにしましょう。デイサービスを辞める時の判断基準は5つ紹介してきました。
- 自分の体調に変化を感じた
- やりがいや成長を感じない
- 職場環境の改善がされない
- 新しいことに挑戦したい
- 他社からの誘いを受けた
今のデイサービスで働くことがツラいと感じたり、環境を変えてスキルアップをしたいと感じるような場合には今のデイサービスを辞めて転職先を探すことも考えてみましょう。
デイサービスを退職する時の手順として、転職先を探しながら退職願や退職届などの必要書類の提出も忘れずに行いましょう。有給休暇の消化などの手順も踏みながら、勤務の最終日まで業務を真面目に行うように心がけましょう。今では退職代行サービスを使うことも退職する時の選択肢になっています。
新しくデイサービスの転職先を探す時には、労働条件の他にデイサービスの雰囲気や運営方針などを確認しながら、長く勤められるデイサービスを選ぶようにしましょう。
デイサービスは本来、やりがいのある楽しい職場です。自分に合ったデイサービスを探してスキルアップを目指すことのできる職場を選びましょう!
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