これからデイサービスを利用する場合には、デイサービスの職員から持ち物の説明を受けることになります。
しかしデイサービスでは事前に「持ってきてください」と説明される持ち物の他に、あると便利な持ち物があります。
デイサービスを初めて利用する場合には、何を持っていったらいいのかと悩んでしまうかもしれません。
今回の記事では、次のことをお伝えしていきます。
- デイサービスの基本的な持ち物
- デイサービスに行くのにあると便利な持ち物
- デイサービスへの持ち物の注意するポイント
- もっていくのを忘れがちな持ち物
- 持ち物を揃えるにはどうしたらいいの?
この記事を読んで、デイサービスを利用する当日までに必要な持ち物を揃えられるようにしましょう。
これからデイサービスの利用を考えている方は以下の関連記事も合わせてご覧ください。
デイサービスの料金はどのくらいかかるの?デイサービスの料金と仕組みについて具体例もあげて徹底解説
デイサービスってどんな人が利用できるの?デイサービスを利用するための条件や要支援・自立の方が利用する方法
にほんブログ村 ←応援クリックお願いします!
デイサービスの基本的な持ち物とは?
デイサービスを利用する際の基本的な持ち物にはどのようなものがあるのでしょうか?
デイサービスの基本的な持ち物は大きく3つに分けられます。
- 必ず必要な持ち物
- 必要な方が持っていく持ち物
- 初回のご利用時に必要な持ち物
必要な持ち物デイサービスの種類によって変わったり、デイサービスを利用する人によって変わります。
例えば、入浴を実施するデイサービスと実施しないデイサービスでは着替えが必要か必要じゃないかという違いがありますよね。
今回の記事では、入浴や機能訓練、レクリエーション、食事などを行うデイサービスを想定して必要な持ち物をお伝えしていきます。
必ず必要な持ち物
デイサービスへの持ち物で必ず必要な持ち物は次のようなものがあります。
おすすめ商品の見本リンクも貼っておきますので参考にしてみてください。
- 内履き
- 歯ブラシ
- 連絡帳
内履きは、デイサービスの中での移動に必要になります。
後ほど、デイサービスの持ち物で気を付けたほうがいいポイントは?の項目でもお伝えしていきますが、内履きはシューズタイプの物を選ぶことをおススメします。
ちなみに下のリンクで紹介している快歩主義は私のデイサービスをご利用されている方でも使っている方が多く、履きやすさに定評がある商品です。
|
歯ブラシは食後の口腔ケアで必要になります。
デイサービスでは食後にお昼寝の時間を設けている場合もあります。
口の中に食べかすが残ったまま寝てしまうと、肺炎を引き起こす原因にもなります。
旅行用の歯ブラシセットのようなものを準備してカバンに入れおくとといいでしょう。
|
連絡帳はデイサービスを初めて利用した際にデイサービスから渡される場合が多いです。
デイサービスと連絡を取るために大事なものなので、2回目以降は必ず持ち物の中に入れるようにしましょう。
必要な方が持っていく持ち物
デイサービスへの持ち物の中には必ず必要ではないけども、必要な方は準備しておく持ち物もあります。
具体的には次のような持ち物があります。
- 薬
- 杖・車いす・歩行器
- 着替え
- 替えの下着(リハビリパンツ・オムツ・パット)
- (こだわりのある方)シャンプー・リンス・ボディーソープ
- 電気髭剃り
- 食事用エプロン
人によって必要かどうかは変わる持ち物ですが、必要な方にとっては無いと困る持ち物が多いので忘れずに準備するようにしましょう。
特にデイサービスの時間帯に必要な薬は忘れてしまうと、体調にも影響が出る場合があります。
大事なものですので、忘れないように気をつけましょう。
初回のご利用時に必要な持ち物
デイサービスに初めて通う場合に必要な持ち物として次のようなものがあります。
- 契約時に渡された書類
- 薬の説明書
これらの持ち物はもしかすると、デイサービスの契約の時にて全てデイサービスの職員に渡している場合もあります。
その場合には持っていく必要はありません。
例えば、契約時には利用料金引き落とし用の口座振替用紙が渡される場合があります。
その時に、銀行印が見つからずに「後で書いておきます」と言って後日提出になった場合には、忘れずに持参するようにしましょう。
デイサービスに行く時にあると便利な3つの持ち物
デイサービスの持ち物の中には、デイサービスの職員から「持ってきてください」と説明される持ち物の他に、持っていくと便利な持ち物があります。
今回はその中でも、特にあると便利なものを3つ紹介していきます。
①手鏡やコンパクトミラー
デイサービスでは洗面台に鏡はついているものの、座っている座席から遠かったり、わざわざ鏡のあるところまで行くのが煩わしいと感じることがあります。
そんな時に手鏡やコンパクトミラーがあると便利です。
席に座ったままちょっと化粧を直すことができたり、常に身だしなみを気にすることができて張りのある生活にもつながります。
②保湿剤
特に乾燥肌が気になる方は、保湿剤があると便利です。
普段から保湿剤を使っている方は、デイサービスでお風呂に入った後に保湿剤をつけることで快適に過ごすことができます。
冬場には、デイサービスで加湿器を使っているものの広いでサービスでは加湿が行きわたらない場合も出てきます。
そんな時に不快な思いをしないように、必要な方は保湿剤をもっていくようにしましょう。
③ブランケット(ひざ掛け)
ブランケット(ひざ掛け)はデイサービスで準備している場合もあります。
ですが、準備されていないデイサービスの場合は自分で準備をしていく必要があります。
デイサービスは多くの方が利用される場所ですので、デイサービスでの温度調整が寒いと感じる方もいます。
洋服で調整することもできますが、ブランケットがあると手軽に使ったり外したりができますのでお勧めです。
あると便利な持ち物で紹介したものは、デイサービスの職員から持ってきてくださいと説明されない場合もあります。
デイサービスを利用される方やご家族は日常生活を振り返ってみて、あると便利だなと思うものは準備してみましょう。
|
デイサービスの持ち物で気を付けたい3つのポイント
デイサービスでは多くの方が利用されたり、活動的に動くことがあります。
そのため、デイサービスの持ち物について気を付けたほうが良いポイントが3つありますのでお伝えしていきます。
- 名前を書いておくこと
- 現金や貴重品は持って行かない
- ズックはシューズタイプにする
それぞれなぜ注意が必要なのか解説していきます。
名前を書いておくこと
デイサービスによっては、持ち物には必ず名前を書くようにしてくださいと言われるところもあります。
そういった場合には、持ち物に必ず名前を書いたり、ネームタグのようなものをつけるようにしてください。
デイサービスへの持ち物に名前を書いておくことで次のようなことを防止できます。
- デイサービスご利用者が荷物を取り間違える
- デイサービスの職員が荷物を渡し間違える
全ての持ち物に名前を書いたりつけたりする必要はなく、間違いが起きやすい次の持ち物は名前がわかるようにしておきましょう。
- カバン
- 靴
- 杖
- 歯ブラシ
デイサービスの中で、歯ブラシは意外と間違いが起きやすい持ち物です。
歯ブラシは使い終わった後に、デイサービスの職員がお預かりしてそれぞれのカバンに戻していく場合があるのですが、その時に入れ間違いが起きてしまいやすいです。
デイサービスの持ち物に名前を書いたり、つけたりしておくことでそういったミスや間違いを防止することにつながります。
現金や貴重品はもっていかない
デイサービスではトラブルの防止のため、現金や貴重品の持ち込みを原則として禁止している場合が多いです。
デイサービスへの持ち物は、基本的に必要な物だけを持っていくことになります。
そのため、必要な物を必要な時にすぐに使えるようにカバンなどの持ち物は厳重に管理をしているわけではありません。
そんな環境で、現金や貴重品をもっていくと次のようなトラブル発生が考えられます。
- 職員が他のご利用者のカバンに間違えて入れてしまう
- 他のご利用者が自分のものと勘違いして、自分のポケットやカバンに入れてしまう
- 何かのきっかけで現金や貴重品を紛失してしまう
現金や貴重品に関してこのようなトラブルが発生してしまうと、せっかく楽しく通っていたデイサービスも楽しくなくなってしまいます。
もしレクリエーションなどで現金が必要な場合には、デイサービスから事前に連絡があります。
現金や貴重品はデイサービスから持参をお願いされた時以外はデイサービスに持ち込まないようにしましょう。
ズックはシューズタイプにする
ズックはスリッパタイプではなく、シューズタイプの物を準備することをおススメします。
デイサービスでは、一日を活動的に過ごすことが多いです。
- お風呂場への移動
- 機能訓練
- レクリエーションでのゲーム
- 外出レク
特に、歩く時や立ち上がる時にスリッパタイプの履物では脱げやすかったり、躓きやすかったりします。
そうすると、デイサービスの中で転んでしまうという事態が発生します。
そういったリスクを少しでも減らすために私のデイサービスでも、靴は踵まであるシューズタイプの物を準備していただくようにお願いしています。
とはいえ、様々な事情でシューズタイプのものを履くことのできない方もいると思います。
そういった場合には事前にデイサービスの職員に相談してみることをおススメします。
通うデイサービスによって準備しているかどうかが変わるもの
デイサービスの持ち物の中で質問されることが多いことがあります。
「お風呂の時のタオルは必要ないですか?」という質問です。
お風呂の時のタオルはデイサービスによって準備されていたり準備されていなかったりする物の一つです。
このように通うデイサービスによって、準備されていたり、準備されていないものがありますのでいくつか挙げていきます。
- お風呂用のタオル
- うがい用コップ
- 箸やスプーン・フォーク
- シャンプー・ボディーソープ
特にコロナウイルスが流行してからは、お風呂用のタオルやうがい用のコップ、食器類は対応を変更しているデイサービスも増えています。
私のデイサービスでも、お風呂用のタオルはデイサービス管理から専門業者への利用に変更しています。
このように、デイサービスによって備品として準備しているものは変わりますので、気になるものがある方は事前に確認しておくようにしましょう。
デイサービスに行く時に忘れがちな持ち物ベスト5
デイサービスに行くときに、意外と忘れてしまいがちな持ち物があります。
今回はその中でも特に忘れてしまいがちな持ち物ベスト5を紹介していきます。
- 補聴器
- 眼鏡(老眼鏡)
- 薬
- 杖
- 内履き
外出時には身に着けるけど、家の中では使っていないような補聴器・眼鏡(老眼鏡)・杖などは意外とデイサービスに持っていくのを忘れがちです。
また、薬は毎回の補充が必要でうっかり忘れていたり、内履きは帰った後にカバンから出してそのまま下駄箱にしまっておくことで忘れてしまいがちです。
デイサービスの職員も迎えに行った時には確認してくれますが、忘れそうなものは事前にチェックするようにしましょう。
デイサービスに必要な持ち物はどこで揃えたらいいの?
デイサービスに必要な物を揃えるには、大きく3つの方法があります。
- ホームセンターやスーパーなどの実店舗で購入する
- 福祉用具事業所から購入やレンタルをする
- ネットショッピングで購入する
デイサービスの持ち物を準備する時におススメなのは実店舗や福祉用具から購入またはレンタルすることです。
特に福祉用具では、杖や介護用シューズなど介護に関して専門性の高い商品を取り扱っていて、職員も丁寧に説明してくれます。
実際に使うものを見ながら選ぶことができるのも利点ですね。
しかしながら、利用されるご家族が遠方に住んでいる場合や忙しくて買いに行く時間が取れない場合もあると思います。
そういった場合にはネットショッピングで一括に購入することをおススメします。
楽天市場では送料無料で大量に購入できる商品もありますので、以下のリンクからぜひ探してみてください!
|
デイサービスの持ち物はいつまでに揃えるといい?
私がデイサービスの持ち物の説明をするとご利用者やご家族から「全部、最初までに準備しておいた方がいいですか?」と聞かれることがあります。
デイサービスへの持ち物は基本的に、最初にデイサービスに通う時までに揃えるようにしましょう。
とはいえもしかすると、デイサービスの利用までに色々なものを準備する時間が確保できないこともあるかもしれません。
そういった場合は、無いと困る持ち物だけを優先的に揃えていくようにしましょう。
具体的には次のようなものは必要な方にとって無いと困るものですので、優先的に準備していくようにしましょう。
- 内履き
- 下着類
- 杖・車いす・歩行器
他にも、実際にデイサービスに通ってみると不足している持ち物や持って行った方がいいなと思う持ち物が出てきます。
すぐに必要な持ち物であれば次のデイサービス利用の時までに揃えたほうがいいですが、あったほうがいいなくらいの持ち物であれば好きなタイミングで準備して大丈夫です。
他にも、デイサービスの職員から「実際にデイサービスを利用してみてこんなものがあったほうがいいです」と言われることもあります。
そういった場合には、すぐに必要な物かどうか確認するようにしてみましょう。
まとめ
今回はデイサービスに必要な基本的な持ち物や、あると便利な持ち物、忘れてしまいがちな持ち物についてお伝えしてきました。
デイサービスで持ってきてくださいと説明を受ける持ち物の他にも、あると便利な持ち物があります。
ブランケットや、手鏡はちょっと困った時に用途に合わせて使えるあると便利な持ち物なので、必要な方は持っていくようにしましょう。
また、眼鏡や補聴器など家では外しておくようなものはデイサービスに持って行くのを忘れがちな持ち物ですので特に意識して持って行くようにしましょう。
店舗に行って持ち物を揃えるのが難しい場合は、ネットショッピングを利用しながら持ち物を揃えるのも一つの方法です。
持ち物は基本的にデイサービスの最初の利用の時までに揃えるようにして、足りないものがあれば少しずつ買い足す感じでも大丈夫です!
デイサービスの利用を楽しく過ごすことのできるように、必要な持ち物を準備していくようにしましょう。
|