デイサービスで働いていると、次のような人間関係の悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?
- 職種や勤務年数でマウントを取ってくる職員がいる
- 陰口や悪口を言う職員との付き合い方が分からない
- 管理者と職員が対立している
実際に私がクラウドワークスで取ったアンケートでもデイサービスを辞めたことがある人の離職理由1位が職員との人間関係でした。
デイサービスでは多くの人が職員同士の人間関係で悩んでいるにも関わらず、その解決策を見いだせずに悩んでいるということですよね。
そこで今回の記事では、デイサービスで職員同士の人間関係が悪化する5つの原因と7つの解決策を紹介していきます。
人間関係で悩んでいると「自分の味方は誰もいない」と感じるようになったり夜眠れないようになったりと精神的な負担が大きくなっていきます。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、デイサービスで職員同士の人間関係の悪化予防や解決につなげて、楽しい生活を送っていただければと思います!
この記事を書いている私は、デイサービスでの勤務歴11年以上。社会福祉士を持つ管理者として職員の教育や指導にも現役で携わっています。
デイサービス管理者としての自分の失敗や、実際に取り組んできた人間関係修復の解決策も交えてお伝えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
デイサービス職員の離職理由1位は『職員との人間関係』
デイサービスや介護現場ではよく、人間関係に関する悩みを聞くことがあります。
- 特定の職員と性格が合わない
- 無視されたり、冷たい態度を取られる
- 自分だけが怒られる
- 派閥がありどこかに属していないと孤立する
実際にデイサービスでも職員の離職理由の1位は人間関係です。次の表は私がクラウドワークス内で実施したアンケート結果を集計したものです。
デイサービスを辞めたことがあると答えた人(157人)の内、職員との人間関係を理由に辞めた人が48人で離職理由1位となっています。割合は30.6%を占めており約3割の方が職員との人間関係を理由にデイサービスを離職していることがわかります。
他にも、利用者や家族との人間関係(9人、5.7%)、外部事業所との人間関係(2人、1.2%)を合わせると、4割弱の人が人間関係に何らかの理由がありデイサービスを離職していることがわかると思います。
ちなみに、介護労働安定センターが行なった『令和3年度介護労働実態調査』の中でも介護職が前職を辞めた理由では人間関係は20.4%で離職理由の1位になっています。(この辺りは、【対策は義務!】デイサービスのハラスメント対策 各ハラスメントの定義、事例、予防方法を解説でも触れていますので併せてご覧ください。)
実際に私自身も、職員との人間関係を理由にデイサービスを辞めたことがありますので、人間関係に悩む方の気持ちは痛いほどわかります。
またデイサービスを辞めるまではなくても、日々働いていれば大きい小さいありますが人間関係で悩むことは付きまとうことだと思っています。
自分が人間関係に悩んでいる理由(原因)をハッキリさせ、そこに合った改善策をとることで悩みが解消される場合もあります。デイサービスで人間関係に悩んでいる方は、今回の記事をご覧いただき解決のヒントにしていただければと思います。
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参考【対策は義務!】デイサービスのハラスメント対策
各ハラスメントの定義、事例、予防方法を解説続きを見る
デイサービスで職員同士の人間関係の悪化がもたらす悪影響
デイサービスで職員同士の人間関係が悪化した時には職場の組織や、個人に良い影響をもたらすことはほとんどありません。職員同士の人間関係の悪化はどちらかと言えば、悪影響が大きくなります。
では、デイサービスで職員同士の人間関係の悪化がもたらす悪影響には次のようなものがあります。組織にもたらす悪影響と職員個人にもたらす悪影響に分けて紹介していきます。
まずは職員同士の人間関係の悪化が組織にもたらす悪影響です。
組織にもたらす悪影響
- 業務の効率が悪くなる
- ケアの質が低下する
- 同じ質のケアが提供できなくなる
- スタッフが定着しなくなる
- 連携が取れず事故率が高くなる
- 外部からの信頼が取れず、収入が上がらない
次に個人にもたらす悪影響を紹介します。
個人にもたらす悪影響
- 孤立感を味わう
- 不眠になる
- 職場に行きたくなくなる
- 向上心が無くなり、仕事を単一作業と感じるようになる
- 仕事に集中できなくなる
このように、人間関係の悪化は組織や個人に多くの悪影響を及ぼします。次に紹介するデイサービスで職員同士の人間関係が悪化する原因や解決策を知っておくことで、悪影響を減らし優良な組織づくりを目指していきましょう。
デイサービスで人間関係が悪化する5つの原因
デイサービスではなぜ職員同士の人間関係が悪化してしまうのでしょうか?デイサービスの中で職員同士の人間関係に悩んでいる場合には、まずはなぜ人間関係が悪化しているのか理解することで解決に近づく場合があります。
今回はデイサービスで職員同士の人間関係が悪化する原因として次の5つを解説していきます。
- 職員同士のコミュニケーション不足
- 管理者と職員の対立
- 職種や勤務年数によるマウント
- 常に陰口や悪口をいう職員がいる
- 教育や研修の体制が整っていない
デイサービスで職員同士の人間関係を悪化させる原因は単一的に起こるのではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合って起きている場合もあります。1つ1つの原因を知っておくだけでも解決策への糸口が見える場合がありますので、まずは5つの原因を詳しく解説していきます。
職員同士のコミュニケーション不足
デイサービスでは職員同士のコミュニケーション不足が職員同士の人間関係を悪化させる原因になります。人間関係を悪化させる原因で一番大きい要因になるのが、コミュニケーション不足と言ってもいいかもしれません。
デイサービスで職員同士がコミュニケーション不足になる理由はいくつか考えられます。
- 人手不足により、職員同士で話す時間がない
- 話しかけると怒られそうで怖い
- 業務が忙し過ぎて殺伐としている
人手不足、業務多忙、話しかけづらい雰囲気などは職員同士のコミュニケーションを不足させる原因となり人間関係を悪化させていきますよね。
ゆっくりと話をする時間が無いにしても元気に挨拶をしたり「ありがとうございます」や「お願いします」というちょっとした一言があるだけでも言われた方は気持ちがいいですし、相手に対して敵意がない事を表現する方法にもなります。
そんな小さなコミュニケーションの積み重ねが人間関係を良好に保っていく秘訣ともいえるでしょう。
管理者と職員が対立する
実際に私もデイサービスの管理者として気を付けている部分ですが、デイサービスの管理者と職員の対立も人間関係を悪化させる原因になります。デイサービス管理者と職員が対立していくには次のような要因が考えられます。
- 管理者が偉そうな態度で職員に接する
- 管理者が現場を見ずに職員に非があると決めつける
- 管理者が現場に一切入らない
- 管理者と職員のケアへの価値観が合わない
上記の要因を見ていると、管理者が生み出す要因が大きいような気もしますが。。。(実際に私の失敗談も踏まえた見解ですので、世の管理者さんお許しください・・・)
話を戻しまして、、、管理者と職員の対立でも管理者と職員間のコミュニケーション不足などが要因になって人間関係の悪化を招くケースが多いように思います。
管理者が威圧的に偉そうな態度を取ったり、現場の現状を見ずになんでもかんでも決めたり、職員とのケアへの価値観のずれを解消しないまま業務を行なうことはデイサービスの人間関係を悪化させていくことになります。
管理者は管理者で「そこまで言わなくても分かるだろう」という思いや、職員は職員で「このやり方でいいだろう」という心の中での思いがすれ違いを生んでいく場合があります。
細部までお互いの気持ちや意識を言葉にして共有していくことを日常化させることで管理者と職員の対立を避けることができます。
職種や勤務年数でマウントを取る職員がいる
全ての職場でそうというわけではありませんが、職種や勤務年数によるマウントは人間関係が悪化する原因の一つと言えるでしょう。
具体的には、勤務年数の長い人や特定の職種、特定の職員が偉いという風潮を生み出しているということですね。
デイサービスでは主に次の職種が働いています。
- 管理者
- 生活相談員
- 介護職員
- 看護職員
- 機能訓練指導員
デイサービスでは多職種が働いている中で、資格を持っている職員や勤務年数が長い職員が威圧的で優位に立っている場合があります。
私の感覚としては、職種や勤務年数に限らず優しく接してくれる職員の方が多いと思っていますが、マウントを取るように威圧的な態度を取る職員がいることも事実です。
例えば次のようなケースは職種や勤務年数によるマウントと言えるでしょう。
生活相談員に何かを聞くと「なんでそんなことも分からないの?」と言われたり、言葉にはしなくてもそんな雰囲気を感じてしまう。
ことあるごとに勤務年数の長い職員にお伺いを立てないと、機嫌を損ねたり無視されるようになる。
ちょっとしたミスを執拗に突かれる
実際にデイサービスの現場を見ていると職種や勤務年数によるマウントによって、ケアの主軸になるはずの介護職員が意見を言えないような雰囲気になっている事業所もあります。
いわゆる組織図による指示系統を無視して、職種によってや勤務年数が長い職員が権限を握っていて管理者やリーダーも指導が難しいと感じているようなケースですね。こういった風習があると派閥ができていったり、誰かに気に入られていないと働き続けることが難しい事にもつながっていきます。
常に陰口や悪口を言っている職員がいる
常に陰口や悪口を言っている職員が一人いるだけで、デイサービスの職員同士の人間関係はこじれてきます。
「そんなこと言っている暇があるなら、ご利用者のために時間を使ってくれ」と思っていても、自分が悪口や陰口の対象になってしまうのではないかと心配してなかなか注意しづらいですよね。
陰口に関しては『介護現場での陰口に関して4つのグループ分け<br>陰口を言われている時の対処法もお伝えします』の記事でもお伝えした通り、4つにグループ分けをしています。
- 陰口を主導的に言う人
- 陰口に同調する人
- 本当は嫌だと思っている人
- 陰口に全く興味が無い人
基本的には陰口を主導的に言う人とそれに同調する人が、周囲の職員に被害を及ぼしていると思っています。もしかしたら自分も言われているかもしれないと感じたり、陰口が実際に自分の耳に入ってしまうとモチベーションが下がったり、精神的にダメージを受けますよね。
ただ執拗な陰口や悪口はモラルハラスメントに該当する場合もありますので、あまりにも改善しない場合には相談することをオススメします。
|合わせてご覧ください|
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【対策は義務!】デイサービスのハラスメント対策
各ハラスメントの定義、事例、予防方法を解説
教育や研修の体制が整っていない
新入職員が入職した時に、教育体制や研修体制が整っていないこともデイサービスの人間関係を悪化させる原因の1つです。
デイサービスでの業務の基礎や、ケアの方法、一日の流れなどが新入職員に共有されないまま働くと不安のまま働き始めることになります。
すると、分からないことは自分のやり方で行なったり、前職のやり方で業務を行なうことになり他の職員と違うことを行うことになりますよね。そうなると、他の職員からは「なんで一人だけ違う方法でやってるの」と思われるようになり、結果として改善されないまま孤立していくことになります。
新入職員への教育や研修が整えられない要因には人手不足や能力的に教えられる職員がいないなどが考えられます。
職員の教育や研修体制が整っていない職場は次のような悪影響が出始めます。
- 離職率が高くなる
- 運営のノウハウが蓄積されずレベルアップできない組織になる
- 業績(収入)が悪くなる
教育や研修体制が整わない職場は、リーダーになれる職員が育たずに悪循環に陥っていく傾向にあります。少しムリをしてでも職員の教育や研修体制は整えておいた方がいいでしょう。
デイサービスで人間関係に悩んだ時の7つの解決策
人間関係に悩むことはどこのデイサービスでも起こりうることです。では、デイサービスで人間関係に悩んだ時に自分はどのような行動をとるといいでしょうか?
ここでは、デイサービスで人間関係に悩んだ時に取る7つの解決策を解説していきます。
- まずは自分が人間関係の何で悩んでいるのか理解する
- 相談する
- 思いを直接伝える、相手の考え方を聞いてみる
- ハラスメントとして上司へ話をする
- 相手のことを理解する
- 自分の行動を振り返る
- 転職する
デイサービスで人間関係に悩んだ時には原因と合わせて解決策を知っておくことで、人間関係が悪化していく前に対処できる場合があります。
自分がとるべき解決策を理解しておきましょう。
まずは人間関係の何に悩んでいるのか理解する
デイサービスの人間関係で悩む時には「○○さんに会いたくない」とか「○○さんが嫌だ」という感情が優先されるようになります。
ネガティブな感情が発生してしまうことは仕方のない事ですが、感情が優先されて解決策を見出そうとしないと事態は何も動きませんよね。
自分がデイサービスでの人間関係に悩んでいて解決策を見つけたいと思う時には、まずは自分が人間関係の何に悩んでいるか理解するようにしましょう。
先ほどまで解説してきたデイサービスで人間関係が悪化する5つの原因の中でどこに近い状況で人間関係に悩んでいるのかを分析していきます。
自分がなぜデイサービスの人間関係で悩んでいるのか、その理由を理解しておくことで解決策も見つけやすくなります。デイサービスの人間関係に悩んでいると感じたら、まずは人間関係の何に悩んでいるのか理解するようにしましょう。
相談する
デイサービスの人間関係に悩んだ時には、身近な人に相談してみることも効果的でしょう。相談するのは職場の人でもいいですし、プライベートで親しくしている人でもいいです。
人間関係の悩みを身近な人に相談することには次のようなメリットがあります。
- 話を聞いてもらうだけで気持ちが晴れる
- 解決策のアドバイスをもらえる
- 自分の味方になってもらえる
- 間に入って仲を取り持ってもらえる
自分だけで抱えずに誰かに相談してみるだけでも、気持ちが晴れて精神衛生的にいい効果が生まれる場合があります。
職場の中で信頼できる人に相談することで、自分の味方になってもらえたり人間関係に悩む相手に間接的に言ってもらえるケースもあります。
また誰かに自分の気持ちを誰かと共有することで、相談したとの信頼関係が出来ていき他の誰かと人間関係が上手く行かないことがちっぽけに感じられることもあるでしょう。
思いを直接伝える、相手の考え方を聞いてみる
あなたが人間関係に関する不安や問題を抱えていると感じたら、相手に思いを直接伝えたり相手の考え方を聞いてみることも効果的です。
デイサービスで働いていて私がよく感じることは『人間関係をこじらせたくないがために何も言わない』人が多いということです。デイサービスなどの介護現場を経験して転職してきた方は、人間関係で苦い経験をして来たのかそういう方が多いように感じます。
とは言っても「私になんかダメなところありますか?」などと言葉を選ばずに言ってしまうと、それはそれで人間関係をこじらせることになりますよね。
上手なコミュニケーションの取り方としては教えを乞うような感じや、やり方を確認するような感じで聞いてみるといいでしょう
- 「私の働き方とかケアのやり方で間違ってるところがあったら教えてください」
- 「○○様(ご利用者)のケアに関して私は□□の方法でやっているんですけど大丈夫ですか?」
- 「Aさん(職員)がやっている移乗の方法をお時間ある時に教えていただきたいんですがいいでしょうか?」
特に、職種や勤務年数でマウントを取ってくるようなデイサービスの職員は、自分のやり方と違う部分をチクチクと突いてくるような場合があります。
そういった場合には、あなたから先制パンチを打っておくことで相手もあなたに対して教えたいという気持ちが芽生え、良い関係でデイサービスの業務を進められるようになります。
意外と他の職員でもあなたに対して「言ってもいいのかしら?」と言うか言うまいか悩んでいる職員が多かったりもします。
逆にあなたから「なにかあったら遠慮なく教えてください」という趣旨の発信をしておくことで、コミュニケーションを取りやすく気持ちの共有もしやすい人間関係ができていくでしょう。
ハラスメントとして上司や窓口へ話をする
デイサービスで人間関係に悩んだ時にはハラスメントとして上司に相談をすることも一つの手段です。ハラスメントに関しては、ここ数年で世間の認識も急激に上がってきています。
人間関係が悪化する原因の全てがハラスメントに該当するとは限らないので、内容は限定されますがいじめのような行為や嫌がらせはハラスメントに該当するケースが多いでしょう。
ハラスメントに該当する行為には次のようなものがあります。
- 人間関係の切り離し(無視するなど)
- 陰口、悪口
- 嫌がらせ
- 性的な要求
- 自分にだけ冷たい態度をとる
実際にハラスメントに該当するような行為が行われていることを上司やハラスメント対策の窓口に相談することで組織としては何かしらの行動を起こす必要が出てきます。
ハラスメントに関しては『【対策は義務!】デイサービスのハラスメント対策<br>各ハラスメントの定義、事例、予防方法を解説』でも詳しく触れていますのでぜひご覧ください。
|合わせてご覧ください|
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【対策は義務!】デイサービスのハラスメント対策
各ハラスメントの定義、事例、予防方法を解説続きを見る
相手のことを理解する
実際に私が試してみた方法ですが、相手のことを理解しようとすることも人間関係で悩んだ時には有効な方法です。
相手のことを理解した先には次の2つの道筋が見えてきます。
- 相手に親近感を持って接することができる
- 相手との関係修復をあきらめる
実は私の場合は皮肉たっぷりに相手のことを理解しようとして、相手との関係修復をあきらめることができました。相手のことを理解すると相手の言動が腑に落ちて意外とスッキリするものです。
私の場合
私がデイサービスで人間関係に悩んだ相手の人は、常に誰かをいじめのターゲットにしていないとダメなような人でした。いつの間にか私もいじめのターゲットにされるようになりました。
その人の言動は異常だと感じ、色々と調べてみるととある障害に該当する項目が多かったのです。
実際にその障害だったのかどうかはわかりませんが「だから常に誰かをいじめてないと気が済まない人なのか」とスーッと心が楽になった経験をしました。それと同時にその人とは関係修復をあきらめることもできました。
もちろん相手のことを知ることで相手に親近感をもって好意的に接することができるようになる場合もあります。いずれにしても相手のことを知ることで人間関係に何かしらの解決策が見いだせるようになるでしょう。
あなたとあなた以外の人は育ってきた環境、年代、経歴など多くのことが違う人間ですので、その違いを受け入れて理解することが重要になります。
自分の行動や言葉を振り返る
デイサービスで人間関係が悪化した理由はもしかするとあなた自身にあったかもしれません。自分では何の気なしに言った一言や行動が相手を傷つけていたり、相手にとって気に障る一言だった可能性があります。
特に「私はこうだと思う」という自我が強すぎる場合には知らず知らずのうちに相手を傷つけていたり、不快な思いをさせている場合があるでしょう。
自我が強すぎる人は次のような言動で相手に不快な思いをさせている可能性があります。
- 相手の意見を否定することが当たり前になっている
- 自分の意見が通るまで絶対にひかない
「あの人はどうして自分に冷たい態度を取るのかな?」と気になった時にはもしかすると、元々はあなたの言動が原因だったかもしれません。
相手が一方的にあなたと距離を置いていると思い込まずに、自分にも何かしらの原因があったのかもしれないと自分の行動や言葉を振り返ってみるようにしましょう。
転職する
現在の職場を辞めて、転職をすることは労力もいることですよね。ですが、今のデイサービスでの人間関係が苦しくて毎日毎日嫌な思いをして過ごするのなら転職も考えたほうがいいでしょう。
転職はネガティブな選択のように捉えられがちですが、環境を変えて明るく過ごすためのポジティブな選択だと私は思っています。
デイサービスでの人間関係に悩んだ時の解決策も紹介してきましたが、解決策を試してもどうにもならない場合もあるかもしれません。そういった時には思い切って転職という決断も選択肢に入れてみましょう。
あなたの身体があっての人生ですから、つらい思いをして働き続けて体調を崩すよりも新しい環境を探して長く働き続けることを選んでみましょう。
デイサービスの職員向けの転職サイトはケアジョブがオススメです。会員登録をして求人の確認だけでもお試しください。
人間関係を良好に保つには普段からのコミュニケーションが欠かせない
デイサービスでの人間関係に問題を抱えないようにしていくには普段からのコミュニケーションが最も大事だと感じています。
以前に人が怒る理由で一番多いのは『私、そんなこと聞いていない』だというのを聞いたことがあります。自分に当てはめてみても「確かにそうだな」と思い当たる節があり妙に納得したのを覚えています。
「私、そんなこと聞いていない」を無くすためにも、コミュニケーションの時間は大事にしたいですよね。
普段からのコミュニケーションを大切にしていると次のようなメリットも生まれます。
- 日々の業務を円滑に行うことができる
- 困った時に相談がしやすい
- ケアの統一が図れる
- 業務の効率化ができる
- 情報の共有ができる
先ほどもお伝えしましたが、ゆっくりコミュニケーションをとる時間が無い時でも元気な挨拶や「ありがとうございます」「お願いします」というちょっとした一言があるだけで相手への印象はかなり変わります。
むしろゆっくり話ができないデイサービスこそちょっとした一言を大切にするべきでしょうね。
今回は、デイサービスでの職員同士の人間関係について解説してきました。最後に今回お伝えした内容をまとめていきます。
まとめ
デイサービスで職員同士の人間関係が悪化する原因として次の5つを紹介しました。
- コミュニケーション不足
- 管理者と職員との対立
- マウントを取る職員
- 陰口や悪口を言う職員
- 教育や研修体制の未整備
デイサービスで職員同士の人間関係の悪化は何か1つの要因で起きるのではなく、いくつかの要因が絡み合って起きている場合があります。
デイサービスで職員同士の人間関係に悩んでいて、何か解決策を見つけたいと思う時にはなぜ人間関係が悪化しているのかを最初に考えてみるようにしましょう。
そのうえで、身近な人に相談したり、思いを相手に伝えたり、相手のことを理解することが有効な解決策になってきます。
デイサービスで職員同士の人間関係に改善の見込みが見られないような場合には、転職を考えてみるのも1つの方法です。
今ではハローワーク以外にも様々な転職サイトもありますので色んな転職先を探すことができます。
人間関係は悪化すると修復が難しい場合もありますので、普段から職員同士でコミュニケーションを取るようにしましょう!