デイサービスでは一日を通して何かしらの活動をしている時間が多く、デイサービスで仕事をするのは大変そうと思う方もいるかもしれません。
私もデイサービスで働いて10年以上になりますが、実際にデイサービスの仕事はきついと思う面があるのが事実です。
ですがその反面、それ以上に楽しいことややりがいが多い仕事です。
デイサービスの仕事は奥が深く、楽しみややりがいを見つけていくことで、長く続けられる仕事です。
今回の記事では次のような悩みや不安を抱えている方に向けて書いています。
- デイサービスで働きたいけど、デイサービスの仕事が自分に合うか分からない
- デイサービスで働いているけどやりがいが見つけられない
このように思っている方は今のうちに不安を解消しておかないと、せっかく働きだしてもすぐに辞めてしまう結果になるかもしれません。
デイサービスの仕事の実際を理解して、長く続けられる仕事選びをしていきましょう。
今回の記事では次のことをお伝えしていきます。
- デイサービスの仕事は本当に大変?
- デイサービスの仕事の大変やきつい部分
- デイサービス介護職員の仕事の楽しみややりがいのある部分
- デイサービス介護職員に向いているのはどんな人?
- デイサービスに就職や転職する時に見るべきポイント
最後には転職サイトの紹介もしていますので、是非最後までご覧ください。
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デイサービスの仕事は大変?
冒頭でもお伝えしたように、デイサービス介護職員の仕事は一日を通して何かしらの活動をしていることが多いです。
その為、体力的にきついと感じる方もいるかもしれません。
ちなみに、デイサービス介護職員や生活相談員の詳しい仕事内容はこちらの記事(介護職員)とこちらの記事(生活相談員)でそれぞれ紹介していますので、ぜひご覧ください。
私はデイサービスで10年以上にわたり勤務しています。
そんな私はデイサービスの仕事はきついと感じる部分とやりがいがあって楽しいと感じる部分の両面があるのが事実だと感じています。
それでも、何故デイサービスの仕事を10年以上も続けられているかというと理由は2つあります。
- 仕事がきつい部分よりも、楽しい部分のほうが多い
- 自分に合っている
デイサービスの仕事が自分に合っていて、楽しい部分を見つけられることがデイサービスでの仕事を続けられる秘訣です。
デイサービスの仕事の大変さやきつい部分
ここからは、デイサービスの仕事のきつい部分をお伝えしていきます。
私が実際にデイサービスで勤務した経験で、次の2つの視点からデイサービスの仕事のきつい部分や大変な部分をお伝えしていきます。
- 私が実際にデイサービスで働いていて大変やきついと感じること
- 私がデイサービスの管理者になって職員から相談される内容で多かった部分
私自身が実際にきつくて大変と感じたことや、実際にデイサービスで働いている(働いていた)職員がきつくて大変と感じている部分について詳しくお伝えしていきます。
レクリエーションを考えたり準備するのが大変
多くのデイサービスでは、レクリエーション活動を行なっています。
レクリエーションを行うデイサービスでは、他の業務も行いながらレクリエーションの準備を行なっていくことになります。
そのためレクリエーションを考えたり、準備をするのが苦手という人には大変だったりきついと感じてしまいます。
レクリエーションの準備を楽しみながらできる人はいいのですが、レクリエーションのアイデアがなく不安だと感じる方はよく検討するようにしましょう。
私が働いているデイサービスでも、毎日1時間程度のレクリエーションを行っています。
毎日違う内容を行うっているわけではありませんが、月に平均7,8種類のレクリエーションを行っています。
7、8種類のレクリエーションを2人1組の担当制で行っており、1人が月に2つや3つのレクリエーション担当になる場合も出てきます。
そうなると、一つのレクリエーションが終わってもまた次のレクリエーションの準備を行ったり、いくつかのレクリエーションの準備を同時進行で行うことになります。
デイサービスの職員数によって、レクリエーション準備の職員一人あたりの負担が大きくなります。
- 他の職員と相談がしやすい
- レクリエーション準備のための時間を効率よく作ることができる
上記のようなデイサービスでは、レクリエーションを考えたり準備も楽しみながら行うことができます。
働きたいデイサービスがどのような体制になっているか確認してみましょう。
職場内での人間関係
デイサービスでは一人で仕事をするわけではなく、他の職員もいる中で仕事をすることになります。
他の職員と連携やコミュニケーションをとりながら仕事をする必要がでてきます。
そのため、デイサービスでは職場内の人間関係で悩んで大変と思う人が多いのが事実です。
実際に、デイサービスでは次のように人間関係が理由で転職する方がいます。
- 私のデイサービスで働いている職員の中にも前職での人間関係が上手くいかずに転職
- 逆に私のデイサービスで働いている職員が人間関係を理由に離職
- 私自身も、前職のデイサービスは人間関係が理由で辞めている
介護労働安定センターが実施した「令和3年度 介護労働実態調査」でも次のようなデータがでています。
参考
前職(介護関係の仕事)をやめた理由で一番大きい割合を占めるのが人間関係に問題があったためです。
人間関係を理由に離職した人は全体の18.8%(約5人に1人)にのぼる
介護職員のうち約5人に1人が人間関係を理由に離職しているんですね。
これはデイサービスに限らず介護職員全体のデータですが、実際のデイサービスも近い数字が出そうですよね。
体力的に大変
デイサービスは他の介護サービスに比べて、体力的に楽と思われがちです。
ですが実際のところ、デイサービスの仕事は体力が無いときついと感じてしまいます。
デイサービスの職員はご利用者が利用されている時間を通して、次のような場面に関わって体を動かす時間が多くなります。
- 送迎
- 入浴
- ホール見守り
- 食事
- レクリエーション
また、サービスを提供している時間帯以外にも、次のような場面で意外と忙しくしているというのが実態です。
- 打ち合わせ
- 会議
- レクリエーションの準備
- 介護記録
特に、人手が不足しているようなデイサービスでは職員1人当たりの負担も大きくなりますので、特に体力が必要になります。
デイサービスは楽だと聞いたからと、デイサービスの仕事を選ぶと「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
デイサービスによって与えられる仕事は違いますので面接の時に見学の機会を作ってもらうなど、事前にデイサービスの実態を確認してみて下さい。
逆にいうと、体を動かすのが好きな人にとってはデイサービスの仕事は合っているといえます。
一日を通してご利用者とかかわりを持ちながら働きたいという方は、デイサービスの仕事を検討してみてください。
人前でしゃべるのが大変
人前で喋るのが大変やきついという内容は、デイサービスで働き始めたばかりの職員から相談されることの多い内容です。
人前で話すのが苦手で苦痛に感じる人も意外と多いです。
デイサービスでは、主に次のような場面でご利用者の前に出て話すことがあります。
- 朝の挨拶
- 帰りの挨拶
- レクリエーションの進行
- 誕生会の進行
- イベントの進行
デイサービスでは上記のようなことが日常として行われていますので、自分の順番が来るのがドキドキしてしまうという職員もいました。
ですがデイサービスの職員の中には最初は人前でしゃべることが苦手だったけど克服する人も多くいます。
人前で喋る回数を重ねることで他の誰よりも聞き取りやすく話すことのできる人もいます。
自分の中で人前で喋ることへの苦手意識を克服できるかどうかも、デイサービスで働き続けられるかには重要なことですね。
デイサービスの仕事の楽しい部分
ここまではデイサービスの仕事の大変やきつい部分についてお伝えしてきました。
ですがデイサービスの仕事はきついことや大変なこと以上に、やりがいや楽しい部分があります。
デイサービスで長く働くには、デイサービスの仕事のやりがいや楽しいと思える部分を見つけていくことが否決です。
ここでは、私や実際にデイサービスで働く職員がデイサービスの仕事でやりがいを感じたり楽しいと感じている部分をお伝えしていきます。
デイサービスの仕事のどんなところに楽しさややりがいを感じたらいいか分からないと悩んでいる方は是非ご覧ください。
ご利用者やご家族から感謝される
デイサービスはご利用者やご家族から感謝される機会の多い仕事です。
デイサービスで働いている職員が感謝されることを求めているわけではありませんが、「ありがとう」と言ってもらえると嬉しくなってまた頑張ろうと思えます。
デイサービスでは実際にご利用者やご家族から次のような様々な感謝の言葉を頂くことがあります。
ご利用者から
- レクリエーションでこんな素敵なもの作っていただいてありがとうございます。
- いつも、優しく声をかけてくれてありがとうね。
- こんな私をお風呂に入れてくれてありがとう。
- 私たちのために準備してくれてありがとう。
ご家族から
- (朝、行きたがらないご利用者をうまく誘導して)なひのひさんが迎えに来てくれて良かったわ、ありがとう。
- (絶対お風呂に入らなと思っていたご利用者がデイサービスでお風呂に入った時)なひのひさんのところにお願いして良かった、ありがとう
- いつも職員さんに優しくしてもらって、ウチの父も家で明るくなったみたい。ありがとう
大変な思いをした時なんかに、思いがけず感謝の言葉を頂くと「また頑張ろう!」と思えます。
もっとご利用者やご家族の役に立てるように、自分自身をスキルアップさせなくちゃいけないなとモチベーションややる気にもつながります。
感謝の言葉から自分のスキルアップにつながると、デイサービスで働くことがますます楽しくなる好循環も生まれます。
大変な仕事の中にも、感謝の言葉をもらえることを幸せだと思えることはデイサービスで働くうえで重要です。
気づいたら一日中笑っていた
デイサービスで仕事をしていると、ふと気づいたら一日中笑っていたということもあります。
デイサービスの職員は朝から夕方まで、ご利用者のいる環境の中で働いています。
するといろいろな場面の中で一日中ご利用者と話をすることになります。
- 時には、真面目な話をしたり
- 時には、昔はよく配偶者意外とも遊んだ話を聞いたり
- 時には、身の上話をしたり
- 時には、夏なのに「そろそろ雪が降るねぇ」という話を聞いたり
- 時には、今日の夕食の話をしたり
- 時には、家で何をして過ごしているか話をしたり
話のネタは尽きませんが、そんな話を一日中していると気づけば「今日一日ずっと口角上がってたなぁ」みたいな日があります。
そんな日が続くと「一日中笑っていられる仕事なんてあんまりないよなぁ」としみじみ考えたりします。
そんな感じでデイサービスの仕事は笑顔を生み出そうと思えば、どれだけでも生み出せる仕事です。
きついことや大変なことがあっても笑いで吹き飛ばせるような魅力がある仕事です。
自分の名前を覚えてもらえた
自分の名前を覚えてもらえるなんて、日常生活では当たり前のように思うかもしれません。
ですがデイサービスでは何人もの職員が働いていて、ご利用者が職員全員の名前を覚えているわけではありません。
そんな中で、ご利用者から自分の名前を覚えてもらえるのは嬉しいです。
中でも「なひのひさんがいるから、私はデイサービスに来ているんだよ」とか言ってもらえると、デイサービスで働いてて良かったと思える瞬間です。
自分の名前を覚えてもらえると、他のご利用者からも覚えてもらいたいと積極的にご利用者と関わるようになります。
すると、また他のご利用者からも自分の名前を覚えてもらえるようになり、やりがいや楽しさにつながっていきます。
頑張った分だけ収入に反映される
多くの方は給料がやる気やモチベーションに直結する要素に考えているのではないでしょうか?
デイサービスで介護職員として働いている方の中では、処遇改善手当をもらっている人が多いと思います。
処遇改善加算に加え、令和4年10月からはベースアップ加算の算定も始まっています。
処遇改善加算やベースアップ加算はデイサービスの収入が増えれば増える仕組みになっています。(下の図は処遇改善加算Ⅰの例です。)
介護職員処遇改善加算の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
特に処遇改善加算としてデイサービスの収入となった分は、余すことなく職員に分配しなければいけないルールがあります。
ですので、デイサービスでご利用者が増えて仕事が多くなった分が収入に直結することになります。
大変な思いをした分だけ、自分たちに給料として帰ってくる金額も増えるということですね。
ただし、処遇改善加算の分配方法はそれぞれのデイサービスによって異なりますので、これからデイサービスで働きたいと思っている方は事前に確認することをおススメします。
自分が経験したことのない話を聞くことができる
私がデイサービスで働く上で魅力の一つに感じていることは、自分が経験したり見たことのない話を聞けることです。
デイサービスのご利用者は多くの場合、デイサービスの職員よりも人生の先輩ですよね。
すると、人生の先輩からは自分が知らない時代の話や今からでは経験することのできないような話を聞くことがあります。
今は亡くなった方ですが、ある一人の女性ご利用者が、デイサービスを利用されるたびに話されていたことがあります。
「私は昔、兵隊さんの服縫いをやっていたんだ。戦場には行かなかったけど、私たちは私たちで戦っていたんだ!」
こんな話を毎回されるのです。
普段はとても穏やかでニコニコしている方なのですがその話をする時だけは、
- 表情が凛として
- 目の前にその時の情景を思い浮かべながら話しているような不思議な表情で
- 生き生きと話をされる方でした。
おそらく、多くのデイサービスで当たり前のように見られる光景なのでしょうが、私はなぜかその方にすごく魅力を感じました。
それ以来、自分が今からではおそらく経験できないような話を聞くことが好きになりました。
デイサービスでは当たり前の日常ですが、私はデイサービスで働く魅力の一つに感じています。
デイサービスで働くのに向いているのはどんな人?
ここからは、デイサービスで働くのに向いている人についてお伝えしていきます。
デイサービスに向いている人に関しても、私のデイサービス勤務経験に基づいてお伝えしていきます。
この記事での向いている人とは次のような人を指しています。
- デイサービスで長く働き続けられる人
- デイサービスのご利用者から信頼してもらえる人
- デイサービスのご利用者から人気のある人
私のデイサービス勤務経験の中でどんな人が上の条件に当てはまっているかなと分析してみた結果をお伝えしていきます。
高齢者に敬意を持っている人
デイサービスで働く前提として、高齢者に対して敬意を持っているということは最低限のラインと言えるでしょう。
実際にデイサービスで働いていたり、他のデイサービスに見学に行くと次のような職員がいるのが事実です。
- ご利用者に怒鳴るように話をする
- 上から目線で話をする
- 命令する
- スピーチロックを平気で行う
デイサービスをご利用される方はお客様であって何よりも人生の先輩です。
私は、人生の先輩に当たり前のように上記のようなふるまいをする方はデイサービスで働いてほしいと思いません。
実際にデイサービスでご利用者に高圧的な態度をとるような職員は次のような理由を述べて辞めていきます。
- 自分にはデイサービスは合わない
- ご利用者と性格が合わない
逆に、高齢者に敬意をもってデイサービスで働くことのできる人はご利用者に丁寧な対応をすることができます。
そういった方はデイサービスでの仕事に楽しみを持っていますし、少なくとも3年以上は離職せずに働いている傾向が強いです。
人前で喋るのが好きな人
先ほどもお伝えしたように、デイサービスでは人前でしゃべる場面が多くあります。
そのため人前で喋ることに次のような意識を持っている方はデイサービスで働くことに向いているといえるでしょう。
- 人前で喋ることに抵抗がない人
- 人前で喋ることが好きな人
- 進行係が好きな人
- 声が大きい人
上の条件に当てはまるような方は、ぜひデイサービスで働いていただきたいなと思います。
誤解の無いように言っておきますが人前で話すのが苦手だからと、デイサービスで働くことに向いていないわけではありませんので安心してください。
人前で話すのが苦手という方でも仕事と割り切って人前で話してみると、意外とご利用者からの反応が返ってくることに楽しさを感じてくる人もいます。
人前で話すというのはあくまでも業務の一部ですので、その他の部分で十分に力を発揮できる方であればデイサービスの仕事は行うことができます。
人と話をするのが好きな人
デイサービスをご利用される方の多くは、他の人との交流という目的を持って利用されます。
他の人の中には、デイサービスの職員も含まれています。
そのため、人と話をするのが好きという方はデイサービスの中でもとても重宝されます。
人と話をするのが好きな人の中には様々なタイプの方がいると思います。
- 人の話を聞く事が好きな人
- 人の悩み事を解決するのが好きな人
- 自分の事を話すのが好きな人
正直、デイサービスのご利用者からは上の内容の全てに需要があります!
デイサービスのご利用者の中にはとにかく人と話をしたくて来られる方もいますので、人と話をするのが好きな人はご利用者からも好印象を持ってもらえるでしょう。
自分でやりがいや楽しさを作れる人
今回の記事の中で、デイサービスの仕事の楽しい部分ややりがいのある部分を紹介しました。
しかし、それ以外にもデイサービスの仕事の楽しい部分ややりがいはたくさんあります。
ほとんどの仕事に言えることだと思いますが、自分でやりがいや楽しさを作っていけるような方は仕事を長く続けられる方です。
私のデイサービスの中でも、次のようなほっこりするような出来事がありました。
私のデイサービスでは送迎車の給油はガソリンメーターを半分切ったらその時に運転している職員がセルフで詰めるというルールにしています。
すると1人の職員が給油を行なって帰ってきた後に「15.1でした」と残念そうに帰ってきました。
他の職員が「どうしたの?」と聞くと、その職員は「私はいつも数字がピッタリになるように詰めるのがひそかな楽しみなの」と言ったのです。
その時には私も「なんじゃそりゃ」と思いながら話を聞いていました。
ですがよくよく考えたら、そんな小さなよくわからないところにすら楽しみを見つけられるからその職員はいつも明るいし、ご利用者からも人気があるのかと気づきました。
後日私はその職員に「そういうことだよね」とだけ伝えておきました。
視野が広い人
ここで初めて、デイサービスで働く上でのスキル的な部分の話をします。
デイサービスでは、1日のほとんどをご利用者がいる環境で働くことになります。
デイサービスご利用者の中には、ご自身で歩けるものの転倒のリスクを抱えている方も多く利用されています。
転倒リスクを抱えているご利用者が歩き出した時に次のような職員が次のような行動をとってしまうとどうでしょうか?
- 他のご利用者との話に夢中になっている
- 介護記録を書くことに夢中になっている
- 職員との打ち合わせに集中している
どれも一見仕事に真面目に取り組んでいるように思えますが、デイサービスでは違います。
デイサービスではご利用者の安全を見守るということが最優先されます。
そのため、デイサービスで働く職員は常に視野を広くもっておかなければいけません。
何かリスクが生じた時に自分が手が離せないような場合には、他の職員に声がけできるような視野の広さを持っている人はデイサービスの仕事に向いているでしょう。
デイサービスに就職や転職するときに確認すべき3つのポイント
デイサービスに就職や転職をしたいと考えている方は、これから面接が待ち構えているでしょう。
私が面接を行う時には最後に「○○さんから、何か質問はありますか?」と必ず逆質問を促します。
この質問をするのには次の3つの意図を持っています。
- ○○さんにデイサービスのことを知ってほしい。
- ○○さんのコミュニケーション能力を知りたい。
- ○○さんの仕事への意欲が知りたい。
面接の場ではデイサービス側があなたを知る場所だけではなく、あなたがデイサービスを知る場所でもあります。
逆質問をされた時に何かしらの質問ができることは、あなたがデイサービスを知ることにもつながりますし、あなたの働くことへの意欲を知ってもらう機会でもあります。
逆質問をされた時に「何もありません」と答えることの無いように準備をしてから面接に臨みましょう。
ここでは、デイサービスの面接で逆質問をされた時に確認してみるといいことをお伝えしていきます。
仕事内容の範囲
デイサービスの仕事内容の範囲は様々な条件で異なる場合が多いです。
- 正社員とパート
- 職種
- 経験
- 持っている資格
私が知っているデイサービスの中には、介護職員は毎日入浴介助で一日が終わってしまうというところもあります。
ご利用者と色々な活動を通して関わりたいと思っている人にとっては、入浴で一日が終わってしまうようなデイサービスは合わないかもしれません。
そんな事態にならないように、面接の時には実際に自分がデイサービスで一日どのような流れで業務を行なうのか確認するようにしましょう。
また仕事内容の中に、自分には難しそうなことがあった場合には次のことを確認するようにします。
- 研修体制がどうなっているのか
- 実際に自分が自立して業務を行なうまでの日数はどれくらいか
どの範囲までの仕事を任せられるのかは、あなたがデイサービスの仕事を続けられるかどうかにも関わる重要なことです。
わからないままにしないように、しっかり確認してきましょう。
職場や職員の雰囲気
デイサービスの職場や職員の雰囲気も、デイサービスの仕事を続けられるかどうかを左右する重要な部分です。
職場や職員の雰囲気を確認する時に見るのは次のようなポイントです。
- デイサービスのご利用者の表情が明るいか
- 職員同士がうまくコミュニケーションをとっているか
- 自分が見学に行った時に職員が挨拶をしてくれたかどうか
- 職員がいきいき働いているか
職場や職員の雰囲気はなかなか、一回の見学では把握しきれない部分もあります。
私が求人への応募者に見学をした貰った時には、職員に直接「仕事は楽しいですか?」と聞くような方もいました。
実際に職員に声をかけてみることもデイサービスの雰囲気を知る上では必要なことかもしれませんよね。
デイサービスの方針や活動内容
デイサービスがどんな方針で運営されているかも、事前に確認をするようにしましょう。
今では、さまざまな事に特化したデイサービスや特色を出す為に独自の取り組みをしているデイサービスが増えています。
働き出した後に、自分が思い描いていたようなデイサービスと違うと後悔しないようにそのデイサービスがどんな方針で、どのような活動を行なっているのか確認するようにしましょう。
デイサービスの方針に関してはホームページや情報公表システムでも事前に確認できます。
自分で事前に調べられるようなことは調べてから面接に臨むようにしましょう。
- 「なひのひさんのデイサービスでは□□という方針がありましたが、そのためにどのような活動をされていますか?」
- 「なひのひさんのデイサービスの運営方針に対して、私にはどんなことを求められますか?」
というような質問の仕方は面接官にも好印象を与えることができます。
では最後に、デイサービスに転職する際におススメの転職サイトを紹介していきます。
デイサービスで働きたい方におススメ2つの転職サイト
最後に、デイサービスに転職や就職を考えている方におススメのサイトを2つ紹介します。
どちらも、登録から就職まで無料で利用できる転職・就職サイトです。
これからデイサービスへの転職や就職を考えている方は会員登録をしておくことで、手軽に求人を確認できるようになります。
では、介護ワーカーとケアジョブを紹介していきます。
介護ワーカー
介護ワーカーは株式会社トライトキャリアが運営する介護施設向けの就職・転職サイトです。
2022年10月4日時点で91,010件の公開求人数を誇っています。
介護ワーカーでは、一般の求人サイトには公開されていない非公開求人も多数掲載されています。
これは介護ワーカーが長年医療と介護関連の人材紹介で培ってきた経験と、病院や施設との強い関係性があるからできていることです。
さらに介護ワーカーの転職・就職サポートを利用することで求人の紹介・面接の調整などをサポートしてもらうことができます。
1人で転職・就職活動を行なうよりも安心して就職に向かうことができます。
ケアジョブ
ケアジョブは株式会社メディカルジョブセンターが運営する転職・就職サイトです。
エントリーから入職後のフォローまで完全無料の転職サービスで、安心して利用することができます。
2022年10月4日時点で、デイサービスの求人数も4000件を超えています。
その他にも非公開求人も多数ありますので、会員登録後に問い合わせを行なってください。
理想の職場探しのためのツールとして是非利用してみてください。
まとめ
さて、今回はデイサービスの仕事はきついの?というテーマでお伝えしてきました。
実際にデイサービスの仕事はきつくて大変と思う部分があります。
ですがそれ以上に、楽しさややりがいを感じる部分が大きい仕事でもあります。
ご利用者やご家族から感謝されたり、一日中笑っていられるようなところはデイサービスの仕事の魅力です。
デイサービスの仕事に向いているのは、高齢者に対して敬意を持っていたり、自分でやりがいや楽しさを作れるような人です。
デイサービスで働きたいと考えている人は、働いてから後悔しないように気になることは面接の時に確認するようにしてみましょう!
デイサービスの仕事はご利用者と身近に関わることのできる魅力ある仕事です。
デイサービスの仕事を理解して長く働き続けられるように準備していきましょう。