この記事で分かるデイサービスのことは次の通りです
- デイサービスにおける良いチームの定義
- 良いチームワークを発揮できるチーム作りのコツ
- 良いチームワークが生み出すメリット
デイサービスでは、チームケアがとても重要視されています。
ですがチームケアの重要性を頭で分かっていても、良いチームワークが発揮できるチーム作りのコツが分からずに悩んでいる人も多いでしょう。
そこで今回の記事では、デイサービスにおける良いチームの定義やデイサービスにおける良いチームワークを発揮できるチーム作りのコツを5つのポイントに絞ってお伝えしていきます。
私がデイサービスの管理者としてチーム作りに携わってきた経験を基に、ノウハウをお伝えしていきます。
この記事を読み終わった後には良いチームワークを発揮するチーム作りのコツわかるようになりますので、是非実践してみてください。
良いチームワークを発揮できるチーム作りは、デイサービスの集客にもつながり稼働率や収入アップにもつながっていきます。
チーム作りはデイサービスで働く管理者やリーダーにとって自分のスキルアップにもつながる経験になりますのでぜひ最後までご覧ください。
デイサービスにおける良いチームの5つの定義
「良いチームを目指しましょう」「チームワーク良く行きましょう」と、言ったり聞いたりすることはあるものの、良いチームとはなかなか抽象的な言葉ですよね?
そこでデイサービスでの良いチームワークに関して色々とお伝えしていく前に、そもそもデイサービスにおける良いチームとは何か?について解説していきます。
私がデイサービスで11年以上働いて定義づけた、デイサービスにおける良いチームとは次の通りです。
- 報連相ができている
- 間違っている所を指摘し合える
- 議論ができる
- 突発的な出来事にすぐに対応できる
- 自分がやるべきことを全員がわかっている
良いチームでは、自然と良いチームワークを発揮することができるようになります。
実際に私自身も11年以上のデイサービス勤務経験の中で、良いチームと悪いチームの両方を経験してきました。今回はその経験を元にデイサービスの良いチームの定義をお伝えしていきます。
報連相ができている
仕事をするうえでの基本ですが、報告、連絡、相談がしっかりとできているデイサービスは良いチームといえます。報連相がしっかりとできていることでチーム内には次のような利点をもたらします。
- 同じ情報を共有できる
- 他の職員が不安に感じている部分を理解できる
- ケアの統一ができる(ケアの質を保持できる)
報連相をしっかりと行うことは当たり前のように思うかもしれませんが、意外と抜けていることが多かったり、知らず知らずのうちにできていないチームになっている場合があります。
例えば、ご利用者の対応に関して何か課題があった場合に、現場に居合わせた3人くらいのスタッフでその場で話し合って対応が決まることはないでしょうか?そしてそれが他の職員には周知されないまま、知らない間にそのやり方に変わっていくという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
デイサービスなどの介護現場では、瞬発的な判断が求められることもあるので、その時にいるスタッフで決めなければいけない場面も時には出てくるでしょう。ですが大事なのはその後で「今日は急遽、3人で話してこういう対応をしましたが、今後どうしていきましょうか?」というような報連相が必要ですよね。
良いチームでは、報連相が当たり前の習慣になっていて個人主義ではなくチームケアという意識づけがされているので、報連相が自然とできる身体づくりができています。
デイサービスでは、1人のご利用者に複数人のスタッフが関わります。
職員によってバラバラなケアではご利用者も混乱したり、不信感をもたらすことにもなりますので報連相は良いチームになるうえで重要な要素になります。
間違っている所を指摘し合える
他の職員が間違っている所を指摘し合えるデイサービスは良いチームと言えます。
良いチームと聞くと職員同士が仲良しでお互いがやることをなんでも認め合うようなチームをイメージするかもしれません。
もちろん良いチームなるうえでに職員同士の仲が良いに越したことはありませんが、大事なことは間違っている所は指摘し合えるかどうかです。
例えば言葉や文字の捉え方は人によって違います。同じ言葉を聞いても100人中100人が同じ捉え方をするとは限らないですよね。つまり間違いは起きることが自然なことです。
良いチームのデイサービスでは例えば言葉や文字の捉え方が違っていて違うやり方をしている職員がいた場合に、職員の間違いを指摘し合うことができます。
間違っている所を指摘し合えるデイサービスでは次のようなメリットが生まれます。
- ミスの事前防止や再発防止につながる
- ケアの質を向上させることができる
- 程よい緊張感の中で業務にあたれる
ポイントは、『し合える』かどうかというところですね。特定の職員だけが強い権力を持っていて、間違えていても指摘できないとか指摘するといじめられるようデイサービスでは良いチームにはなれないですよね。
指摘し合うというと、ギスついている職場のようなイメージがあるかもしれません。ですが、お互いに指摘し合えることが習慣化されて、その目的がケアの向上のためと全職員が理解しているデイサービスでは指摘を飲み込むことができるようになります。
また指摘し合える環境下では、自分も同じミスをしないようにと気を付けられるようになり再発の防止にもつながっていきます。
議論ができる
スタッフ全員が納得できるまで、議論できるデイサービスも良いチームと言えます。デイサービスでは様々なことを決める場面で岐路に立つこと多いでしょう。
- ケアの方針
- ルールの設定
- レクリエーションの進め方
- 業務改善
良いチームのデイサービスでは何か物事を決めなければいけない時に、全員が自分に関係のあることと考えて議論することができます。
その結果、最終的には全員が納得した状態で仕事を進めることができますので良いチームワークが発揮できるようになります。
逆に特定の職員だけが発言権を持っていて、他の職員が「それは違う」と思っていても意見を言えずに従うしかないようなデイサービスは良いチームとは言えません。
デイサービスで働いていると、職員の中には様々な職歴を持っているが集まってきます。それぞれ色々な考え方を持っていて介護に関する価値観も多種多様でしょう。
様々な介護観を持っている人たちが議論をせずに業務に臨んでしまうと必ず不満が生まれます。納得できるまで議論をして全員が同じ介護観を持ちながら業務に臨むことで良いチームワークが発揮できるようになります。
良いチームには議論できる環境や雰囲気が常に備わっているということですね。
突発的な出来事にすぐに対応できる
何か突発的な出来事が起きた時に迅速に情報共有がされ、対応できるデイサービスは良いチームと言えるでしょう。
例えば、本来利用予定になかった方が急遽利用することになった場合に、あなたのデイサービスではスムーズに情報が伝達されているでしょうか?
デイサービスにおける良いチームは次のような状態にあるので、突発的な出来事へも迅速に対応することができます。
- 情報伝達の方法が統一化されている
- 突発的な出来事は起こるものだと意識づいている
- リーダーが優秀
- 普段からリスクマネジメントができている
- 失敗体験の分析ができている
良いチームでは情報伝達の方法が統一化されていて、突発的な出来事の伝達も早いので全員がすぐに対応できる体制をとることができます。
また良いチームのデイサービスでは、突発的なことは常に起こるものだという意識づけをリーダーや管理者が日常的に行なっていたり、普段からリスクマネジメントをしているのでイレギュラー対応も冷静に行うことができるでしょう。
自分がやるべきことを全員が理解している
デイサービスの職員の中には、次のように様々な立場や役割を持っている職員がいます。
- リーダーになる人
- 現場を仕切る人
- 外部との連絡を取る人
- ルーティンワークをこなす人
デイサービスにおける良いチームでは、各々が自分の立場や役割を理解しているので組織として機能しています。
職員一人一人がやるべきことを理解していると「今日は何をしたらいいんだろう?」と考える非効率的な時間を大幅に削減することができるでしょう。
例えば私のデイサービスでは、毎日リーダーを交代制にしています。リーダーのやるべきことは、一日の職員全員の業務内容を決めたりスタッフの休憩時間を決めることです。
各スタッフは、その日のリーダーが決めた業務内容や休憩時間の通りに一日流れていきます。毎日リーダーが変わっても全員が自分がその日にやるべきことを理解したうえで業務を進めることができます。
他にも職種ごとや個人にも与えている役割があります。ですので何か判断をしなければいけないような事案にはその役割を持っている職員から情報が発信されその職員を中心に事案が解決に向けて進んでいくようになります。
デイサービスで良いチームワークを発揮するメリット
デイサービスで良いチームワークを発揮するメリットは5つあります。
- 常に同じ品質のサービス提供ができる
- 効率よく業務ができる
- 職員同士で刺激を生みながらスキルの向上ができる
- 職員が高いモチベーションを維持できる
- 困難な事例にもチーム力で対応できるようになる
私自身、デイサービスで長年勤務してきていてチームワークが良いと感じていた時期、チームワークが悪いと感じていた時期の両方を経験してきました。
その両方を経験した中で、チームワークが良い時期には上記のようなメリットを感じていました。
チームワークが良いデイサービスでは、ご利用者への対応や一つ一つの介助など関わりの部分を丁寧に行うことができるようになります。また、職員同士でコミュニケーションを取りやすい環境なので自分だけでは間に合わないような仕事を他の職員に頼みやすく効率良く業務ができます。
その結果、仕事へのやる気が生まれ職員が高いモチベーションを保って仕事ができるようになったり、困難事例にもデイサービス全体で取り組んでいこうというチーム力が生まれるようになります。
良いチームワークを発揮するデイサービス作り5つのコツ
ここからはデイサービスで良いチームワークを発揮していくための、チーム作り5つのコツをお伝えしていきます。
良いチームワークを発揮するデイサービス作りの5つのコツは次の通りです。
- リーダーになれる人を育てる
- 理念やケアの方針を周知徹底する
- 情報共有の方法を整える
- 適正な人材配置をする
- 職員同士がコミュニケーションを取る時間を作る
良いチームワークを発揮できるデイサービス作りをするには、少しずつ時間をかけていく必要があります。
今すぐに目に見える成果は出ないかもしれませんが、着実に行なうことで大事です!!では、詳しく解説していきます。
リーダーになれる人を育てる
デイサービスで良いチームワークを発揮できるチーム作りにはリーダーになれる人材が欠かせません。良いチームワークを発揮するためには次のようなリーダーを育てていく必要があります。
- 仕事を振ることができる
- 判断して指示ができる
- 修正ができる
- 職員同士のパイプ役になることができる
- 業務の効率化ができる
デイサービスのリーダーの役割に関しては【管理者が教える】デイサービス現場リーダーの仕事内容と役割は?リーダーに向いている人の特徴も解説でも触れていますので併せてご覧ください。
デイサービスのリーダーを育てていくには、次でも紹介するケアの方針を理解してもらう必要があります。
リーダーが方針からブレない判断をしたり、チームのエラーを修正していくことでデイサービスのスタッフ全体も方針からブレないチームワークを発揮できるようになります。
またリーダーは自分でなんでもかんでもこなすのではなく、他の職員に仕事を振りながら成長の機会を与えていくことも必要になります。成長の喜びに共感することでさらに良いチームワークを発揮できるようになります。
リーダーに依存しすぎるチームにならないようにリーダーになれる人材を育てていきましょう。
続きを見る
【管理者が教える】デイサービス現場リーダーの仕事内容と役割は?リーダーに向いている人の特徴も解説
理念やケアの方針を周知徹底する
良いチームワーク作りには、理念やケアの方針の周知徹底が必要です。理念やケアの方針を職員に周知徹底することで、職員全体が同じ方向を向いて業務に取り組むことができるようになります。
つまり、職員同士の考え方に大きなズレが生まれないので基本的なやるべきことは皆が統一したルールの中でできるようになるということですね。
例えば次の2つでは、職員がやることは全く変わってきますよね。
- 介護度の高い方を積極的に受け入れるために、身体介助の技術に磨きをかけていく
- 認知症の方を積極的に受け入れるために、認知症ケアのスキルにみがきをかけていく
理念や方針はもう少し抽象的な表現をされている場合が多いですが、デイサービスの組織としての方向性が職員に伝わっているだけでも良いチームワークを生み出すことにつながります。
理念や方針を周知徹底していくには、繰り返し職員に伝えていくことが効果的でしょう。
何か課題が発生した時に理念や方針に照らし合わせながら、解決策を見出していくような習慣がついていると新しく入ってきた職員にも理念や方針が浸透しやすくなります。
情報共有の方法を整える
良いチームワークを発揮するためには、情報共有の方法を整えておくことも必要です。
情報共有の方法を整えておくことで情報の伝達が早くなり、伝わる情報のズレが少なくなります。その結果、全員が同じ情報を持って同じ意識で業務が進められるようになり、良いチームワークにつながっていきます。
デイサービスでの情報共有の方法には例えば次のようなものがあります。
- 朝礼や夕礼
- リーダーや生活相談員など決まった職員から聞く
- 申し送りノートを確認する
- ICTの駆使(SNS、ツールの使用など)
- 定期的な会議
『情報共有の方法を整えるってどういうこと?』と思う方もいると思いますので、解説していきます。
例えば多くのデイサービスでは、日々の朝礼や夕礼などの打ち合わせ職員同士が申し送りをして情報共有することが多いのではないでしょうか?
ですが、休みの職員や短時間勤務の職員は打ち合わせの場に居合わせないこともありますよね。そういった場合に打ち合わせの場に居ない職員への情報共有の方法を整理していきましょうということですね。
- 『打ち合わせの時に居なかった職員は、必ず申し送りノートを確認する』
- 『SNSで全員に同じ情報を発信する』 など
時と場合に合わせて情報共有の方法を整理しておくようにしましょう。
そうすることで、どこで情報を知ったらいいかを職員がわかるようになり、同じ情報を共有することができるので良いチームワークの発揮につながります。
適正な人材配置をする
デイサービスで良いチームワークを発揮して質の高いケアを実現するには、適正な人材配置をすることも重要な要素になります。
適正な人材配置をするには次のようなポイントを意識しましょう。
- 業務量に見合った職員数を確保できているか(環境)
- 個性に偏りがないか(特性)
- その人の力が発揮できるか(関係)
デイサービススタッフの人数に対して、業務量があまりにも多すぎると職員同士のコミュニケーションが取れずに良いチームワークを発揮することはできなくなります。逆に業務量に対して職員数が多すぎることも良いチームワークを発揮するには、あまり適していない環境です。あなたのデイサービスに合った人員配置を心掛けていきましょう。
個性という言葉を使いましたが、職員には得意なことや苦手なことがありますよね。得意なことは十分に力を発揮して、苦手な部分は他の職員がフォローできる環境を整えておくことで良いチームワークが発揮できるデイサービスになっていきます。
また職員同士の人間関係が悪い環境下や上からの指示でしか動けない環境など、本来その職員が持っている実力を発揮できない環境では良いチームワークは生まれづらくなります。
デイサービスで適正な人材配置をするには、スタッフ数の確保や環境の整備、人間関係への配慮など細かい部分にまで気を配っていく必要があります。ですが、良いチームワークを発揮するためには重要な要素ですので前向きに取り組んでいきましょう。
職員同士がコミュニケーションを取る時間を作る
良いチームワークを発揮するには職員同士のコミュニケーションが欠かせません。
忙しくてなかなか職員同士のコミュニケーションまで時間は取れないと思うかもしれません。ですが、その場合には良いチームワークを発揮するための適正な人材配置ができていないのでしょう。
先ほどの適正な人材配置とも関連しますが、業務量に見合った職員数の確保ができていないということです。
私がここでお伝えしているのは、コミュニケーションを取る時間を作るということです。できないではなく、作るです。
私は職員同士がコミュニケーションを取る時間も大事な業務の時間だと思っていますので、作るための環境を整えていく必要があります。
職員同士のコミュニケーションの時間があると良いチームワークを発揮するために、次のようなメリットが生まれます。
- 他の職員の介護観を理解できる
- 職員間の考え方のズレを補正できる
- 離職率の低下につながり職員が定着する
- 課題を早期に発見して解決できる
- 職員同士の信頼や安心感が高まる
言わずもがなだと思いますが、職員同士のコミュニケーションがとれているデイサービスととれていないデイサービスではサービス提供のパフォーマンスにも大きく差が出て集客などにも直接影響が出てきます。
職員がお互いの考え方を理解しながら働くことで良いチームワークを生む効果が期待できますので、職員同士のコミュニケーションが足りないと思うデイサービスは是非時間を作る努力から始めてみましょう。
チームワークが良くないデイサービスの3つの特徴
チームワークが良くないデイサービスには次の3つの特徴があります。
- 職員同士のコミュニケーションがとれていない
- 情報の共有ができていない
- リーダーになれる人がいない、リーダーが機能していない
先ほどまで、お伝えしてきた良いチームワークを発揮するデイサービス作り5つのコツができていないデイサービスは良いチームワークが発揮できない傾向にあります。
良いチームワークが発揮できていないと思ったら、この3つの特徴のどこかに当てはまっていないか見直してみるといいでしょう。
また、良いチームワークを発揮するためのコツに取り組んでいてもあなたのデイサービスに合っていないやり方で実践しているとなかなか成果が出づらいかもしれません。方法を見直しながら、チームワークが良くないデイサービスの3つの特徴に当てはまらないようにしていきましょう。
職員同士のコミュニケーションがとれていない
チームワークが良くないデイサービスでは職員同士のコミュニケーションがうまくとれていないです。
職員同士のコミュニケーションが取れない理由は様々あります。
- 業務が忙し過ぎてコミュニケーションを取る時間がない
- 威圧的な職員がいて話しかけると怒られる
- 人間関係が悪い
- 協力をする体制がない
- 上から下への指示でしか動けない組織環境
- コミュニケーションの重要性を理解していない
業務が多忙すぎたり、人間関係が劣悪な環境、上司が決めたことが絶対という環境の中では職員同士のコミュニケーションがとりづらくなります。
職員同士のコミュニケーションが不足していくと、だんだんとコミュニケーションをそもそも取りづらい雰囲気になっていきます。コミュニケーションがとりづらい職場では離職率も高くなり職員の入れ替わりも多くなるので、良いチームワークにとって負の相乗効果も生まれてしまいます。
その結果、ケアは個人の価値観や個人の理念が優先されるようになりチームワークよりも個人主義のデイサービスになっていきます。そのため、先ほどお伝えしたように適正な人材配置や職員同士のコミュニケーションを取る時間などの施策を実行していく必要があるといえるでしょう。
情報共有ができていない
情報共有ができていないデイサービスでは個人の考え方が優先され、チームワークが良くないデイサービスになっていきます。
情報共有ができない原因には次のようなものがあります。
- 情報共有の方法が定まっていない
- 人間関係が劣悪
- 情報共有の重要性が理解されていない など
情報共有が上手くなされず良いチームワークが発揮できないデイサービスでは必要な処置が抜けたり、リスクマネジメントができていなくて思わぬ事故につながる可能性もあります。
コミュニケーションの話ともつながりますが、情報共有がされていないと個人によってサービスの質にばらつきが出たり介助方法もバラバラになります。
リーダーになれる人がいない、リーダーが機能していない
デイサービスでは、リーダーになれる人がいなかったりリーダーが機能していない場合もチームワークは良くない傾向にあります。
デイサービスの介護現場で職員のまとめ役になったり、何かの判断をしなければいけない時にそれを決断できるリーダーがいないと次のような問題が発生します。
- 問題が発生した時に、判断をできる人がいない
- ルールや方針から外れた時に修正指導ができない
- その時々で色々な職員が曖昧な判断をすることになる
- 威圧的な職員や和を乱す職員が放置される
リーダーがいなかったり機能していないとデイサービスの介護を展開していくうえで様々な問題が発生していくことになります。
また、リーダーがいたとしてもリーダーがなんでもかんでもこなしてしまうデイサービスではチームワークは育ちにくいかもしれません。何もしないリーダーも問題ですが、やりすぎるリーダーもチームの育成を邪魔することになります。
まとめ
今回は、【良いチームの定義】デイサービスで良いチームワークを発揮するチーム作りの5つのコツを解説というテーマでお伝えしてきました。
デイサービスにおける良いチームの定義は次の5つです。
- 報連相ができている
- 間違っている所を指摘し合える
- 議論ができる
- 突発的な出来事にすぐに対応できる
- 自分がやるべきことを全員がわかっている
良いチームでは、職員同士のコミュニケーションがとれているので同じ意識を持ちながら様々な課題に順応していくことができます。
良いチームワークを発揮できるデイサービスのチーム作りを行うコツは次の5つを解説してきました。
- リーダーになれる人を育てる
- 理念やケアの方針を周知徹底する
- 情報共有の方法を整える
- 適正な人材配置をする
- 職員同士がコミュニケーションを取る時間を作る
良いチームワークを発揮できるデイサービスのチーム作りは短期間でできるものではありません。
少しずつ時間をかけながら、あなたのデイサービスに合ったチーム作りを見つけていきましょう!!